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2019/12/13

令和元(2019)年度 教頭2年目研修(高等学校、特別支援学校)第3日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての深い見識と優れたリーダーシップを高めるとともに、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての実践的な資質・能力の向上を図る。
日  時令和元(2019)年12月2日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の教頭経験2年目に該当する者
研修内容1 発表・研究協議「学校組織マネジメント校内実践報告」
2 講話「リーダーシップを生かした組織マネジメント」
講  師大学等職員
総合教育センター職員
研修の様子
発表・研究協議「学校組織マネジメント校内実践報告」
講話「リーダーシップを生かした組織マネジメント」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
 満足  不満足
 
研修満足度87.5%12.5%

1 発表・研究協議「学校組織マネジメント校内実践報告」
  【研修の目標】
 自校のミッション、ビジョン、現状・課題をもとに、組織マネジメントの考え方・手法を活用しながら、特色ある学校づくり、課題に解決に取り組むことができたか確認する。また、今後の学校の展望と教頭としての取組を考える。

【発表・研究協議を通しての主な意見・感想】

  • 各校の取組の成果や課題等、大変参考になりました。今後も本校の特色を生かしながら、教職員の意欲を高めるような研修や生徒の総合的な人間力を高めさせるような組織体制づくりを実践していきたいと思います。
  • 1年目は生徒や職員の状況をはじめ、学校の現状と課題を把握することで終わってしまいましたが、今年度は改善に向けて動き出すことができました。今は、教育課程が変わるタイミングでもあり、校長とよく話し合って、あらためて本校としてのグランドデザイン、どのような生徒を育てたいか、どのような学校を目指すのかを考えてみたいと思います。
  • 教育の不易と流行を軸に、地域に貢献し、地域とともに成長し続ける学校を目指したいと思います。目指す生徒像、学校像の達成に向け、教職員一人ひとりの参画意識の高揚を図るような働きかけを充実していきたいと思いました。
  • 指導助言の中でPDCAサイクルのCAにきちんと取り組んでいかないと、良い取組を継続したり課題を改善したりすることにつながらないという言葉があり、勉強になりました。課題を改善するのは当然のことですが、良い取組を次へつなげていくためにCAを重視していきたいと思います。

2 講話「リーダーシップを生かした組織マネジメント」
  【研修の目標】
 リーダーシップが求められる背景とその在り方を理解するとともに、管理職として学校経営への意識を高める。

【講話を通しての主な意見・感想】

  • 校長の補佐体制の強化が、学校の教育力を向上させるために必要だと感じました。教頭のみでなく、主幹教諭や各科主任などの協力が不可欠であり、今後は校長の判断を補佐するチームの在り方について考えていこうと思います。
  • 「変わる」「見つける」「つなぐ」という3つの視点には、いろいろと気付かされることがありました。どうしても「弱点」に目が向きがちですが、学校の「強み」を見つけて、そこを伸ばすことは重要だと思いました。今後、本校においても、あらためてグランドデザインを構築することが必要になりますが、昨年度の研修で取り組んだSWOT分析を校内で実施し、本校の特色を整理し、明確なビジョンを設定して教職員間で共有を図りたいと思います。
  • 教育の指導力を高め、運営体制を整え、地域と連携することが学校づくりに求められているため、カリキュラム・マネジメントやリスク・マネジメントを含めた組織マネジメントの考え方を教職員に広めたいと思います。特に校長の意思決定に係る材料の提供とチーム管理職の構築に力を入れたいと考えます。
  • 学校組織マネジメントは日常的に行うべきものであることを再認識しました。学習指導要領の改訂もあり、今は大きく変化する時期でもあるので、3視点(変わる・見つける・つなぐ)を基に、また、組織を生かした分散型リーダーシップのアプローチを行っていきたいと思います。








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