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2019/09/17

令和元(2019)年度 理科専門研修(小)、(中)、Ⅰ(高)

| by 栃木県総合教育センター
目  的小学校理科や中学校理科第2分野、高等学校の「地学基礎」及び「科学と人間生活」において一層充実した授業を実践するために、野外観察の効果的な指導法を考えることを通して指導力の向上を図る。
日  時令和元(2019)年 8月20日(火) 10:15~15:00
対  象理科を担当する教員
研修内容講話・実習「単元『地層の重なりと過去の様子』に関する指導法」
講  師栃木県立博物館職員
研修の様子
受講者の声
  • 地層を現地で確認する際に、安全を確保する方法や岩石の割り方、標本の研磨の仕方など、具体的にわかり、参考になりました。
  • 採石場の写真や、簡易的なモデルを使用した地層のでき方の説明などが参考になりました。化石のクリーニングを体験させる授業を行ってみたいです。
  • 研修でいただいた化石や資料をもとに、生徒へ紹介して身近に化石があるということを実感できるようにさせたいです。
  • 教科書に載っているフズリナ化石が、本県で採掘されることから身近な教材であると感じました。生徒が実物を見て、身近なところから学べるようにすることで、生徒の興味関心を深めることができると思いました。
  • 研修をとおして得られたフズリナ、ウミユリの化石標本を示すとともに、葛生地域の地質について生徒に教えたいと思います。
研修担当者からの
メッセージ
 片柳石灰工業株式会社、県立博物館、佐野市立出流原小学校の御協力のもと、地学分野の研修を行いました。佐野市出流原町の片柳石灰工業採石場跡に入山させていただき、地層の観察、化石の採取を行いました。また、佐野市立出流原小学校において、葛生地域の石灰岩や動物群についての講話を聴き、化石のクリーニングを行いました。体験したフィールドワークの研修や本物の教材を活用し、受講者の皆さんには、児童生徒が目を輝かせる授業を展開してほしいです。


10:36 | 専門研修2