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2019/11/18

令和元(2019)年度 新任教頭研修(高等学校、特別支援学校)第4日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時令和元(2019)年11月8日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任教頭
研修内容研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
講話「人権教育の推進と教頭の役割」
講話「学校現場に求められるリーガルマインド-2019
   -訴訟リスクの高まりを受けて-」
講  師県教委事務局総務課人権教育室職員
大学等職員
研修の様子
研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
講話「人権教育の推進と教頭の役割」
講話「学校現場におけるリーガルマインド-2019-訴訟リスクの高まりを受けて-」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度(今後の職務に生かせる内容でしたか)
 そう思う  そう思わない
 
研修満足度85.8%14.2%

1 研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
  【目標】
 学校組織マネジメント校内実践計画の発表を通して、校内においてマネジメントを進める上での課題、留意点を理解するとともに、管理職としての在り方を考える。

【研究協議後の主な意見・感想】

  • 学校の使命は教育であり、先生方の指導力を高める必要があると、助言がありました。働き方改革で子どもに寄り添い、授業の準備にあてる時間を確保し、安全面等に配慮しながら学習指導の充実に向けて組織マネジメントを実践したいです。
  • 自分の強みを再確認するとともに、人・物・資源等を活用し、学校の活性化に努めていきたいです。また、学校経営の実践のため、人材育成にも力を入れていきたいと思いました。
  • 先生方の資質能力を把握し、個性を生かすことを目指しつつも「個」の力に頼りすぎず、組織として教育活動が円滑になるような体制づくりを目指していきたいです。

2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
  【目標】
 本県の人権教育への取組とその課題について理解し、各学校の実態に合わせた教頭としての人権教育推進の在り方を確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 日常の学校生活の中で、すべての取組において人権の意識が必要だと思いますので、万が一指導やアドバイスが必要な場面に遭遇した場合には躊躇することなく適切な行動が取れるよう心掛けていきたいです。
  • 一人一人の人権意識の高揚と、人権が尊重された雰囲気作りの必要性を、全教職員が理解できるよう働きかけていきたいと思いました。
  • 人権教育推進の重要性を周知し、全教職員、共通の認識のもとに進めていきたいと思います。人権教育担当者を中心に、効果的な校内研修を行い、不適切な言動などに配慮できる組織づくりに取り組もうと思います。

3 講話「学校現場に求められるリーガルマインド-2019 -訴訟リスクの高まりを受けて-」
【目標】
 学校現場における危機管理の在り方を考えるにあたり、日々の学校経営、教育実践で必要となるリーガルマインドを理解する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 教育活動において、教育的視点とともに法的視点を持つことが大切であることが分かりました。リスク管理について、特に判例に基づいた内容は勉強になりました。また、予防的コンプライアンスを意識して行動することも全教職員で共有していきたいです。
  • 改めて管理職としての責任の重さを再確認しました。学校事故をゼロにすることは難しく、事故が起きたときの対応を適切にするためにも、日頃から引き出しを準備する大切さを実感しました。
  • 経験だけでは通用しない時代になっていることを強く意識して、学校運営にあたりたいと思いました。自校の様々な対応や指導が法律やガイドラインに照らし合わせて、適切か確認したいと思いました。







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