令和6年度修学旅行 2日目
※修学旅行1日目は「学年・年次行事」→「2年次」から閲覧できます。
修学旅行2日目は広島平和記念公園から始まります。
ここ広島には歴史が教えてくれる大切なメッセージが詰まっています。
事前に平和学習をしてきた私たちはただの観光ではなく、心に刻むべき
は何かを理解してここに立っています。
現在もなお、世界各国で紛争の音が鳴り響く中、平和を訴え続ける姿に
私たちは過去の痛みを忘れずに未来を見据えて、平和のためにどう行動するかを真剣に考える機会になりました。
原爆資料館では、核分裂を起こすための物質として広島の原爆ではウランが、長崎ではプルトニウムが使用されたことを知りました。
ウランは自然界にはごく微量しか存在しない一方で、プルトニウムは自然界には存在せず人工的に作り出せるものだということがわかりました。
これらの物質が核分裂を引き起こし、計り知れない破壊をもたらした事実は、科学技術の危険性とその扱いの重要性を強く訴えかけていました。
展示されている悲劇の瞬間が映し出された写真や資料、そして生存者の心の叫びや証言は過去の痛みがどれほど深いものであったかを余すことなく伝えてきました。
この体験を通じて、原子力の恩恵がもたらす可能性と、その裏に潜む破壊的な力を持つ兵器としての側面を真剣に考えさせられました。私たちの心に刻まれたこの思いは、日本人だけでなく、この地を訪れた多くの外国の方々にも強く共鳴するものであると信じています。
午後はコース別行動のため新大阪、京都に向け再移動しました。
それぞれ事前に決めた目的地へ向かい歩を進めます。
コースは5つあり、
異人館コースでは時を越えた物語が息づき、風情ある街並みに佇む建物は、かつて異国の文化が交わり、様々な人々の夢や思いが交錯した歴史を物語っていました。異国の香りや音、過去の人々の想いに、多文化共生の大切さを学びました。
海遊館コースでは色とりどりの海の生き物たちに心を奪われ、、深海の神秘を目の当たりにしました。特に、大きな水槽を悠々と泳ぐジンベイザメの姿は圧巻で、彼らが広い海で生きる様子に思いを馳せ、自然の偉大さを感じ、海の不思議な世界に浸る瞬間が心に刻まれました。
通天閣コースは、大阪のシンボルとしてそびえ立つ希望の光の放つ灯台のようで、大阪の活気と情熱を体感させてくれるました。
展望台から眺める街並みはまるで生きたキャンパスでした。
地元の人々や観光客が交わるこの場所は、文化が融合し独自のエネルギーを生み出しているように感じました。
一方、道頓堀コースは大阪の賑わいに飛び込み、食い倒れの旅を楽しみ、溢れんばかりの美味しさに舌鼓を打ち、友達と笑いあう瞬間を大切にしました。
(因みに江戸は飲み倒れ、京都は着倒れとあるそうですが、着倒れ飲み倒れ食い倒れは全国に沢山あるようです)
梅田コースでは空中庭園を訪れ、大阪の街を一望しました。高層ビル群が織りなす景色は、まさに絶景でした。道頓堀では、船下りを楽しみながら賑わいを感じ、観光客たちの笑顔や活気に包まれました。水面を滑るように進む船から見る道頓堀の景色は、まるで生きた絵画のようで、そこに道頓堀コースを散策する中央高校の生徒とも出会うなど心が躍る瞬間でした。
大阪の街の中で、友達と共に笑い合うその瞬間が何よりも大切な思い出となりました。
夕方、無事全員揃って、本日の旅の荷を京湯元ハトヤ瑞鳳閣に下ろしました。
そして夕食時、生徒有志による特別な瞬間を迎えました。
この旅行期間中に誕生日を迎えた友達を祝うためのサプライズが催されました。
皆の心が一つになり、あふれた笑顔は宝物のように輝いていました。
誕生日を祝った笑い声や歓声は、まるで温かな旋律のように心に響き、この夜の夕食はただの食事ではなく友情と絆が織りなす温かいストーリーとなり、心に永遠に残る特別な思い出となりました。
そして明日の旅の準備を整え、京都の静かな夜に心を寄せて眠りにつきます。