2013年11月の記事一覧

茨城大会視察報告2

第53回関東甲信越静地区造形教育研究大会 第2日目 

11月15日(金) 水戸市立第二中学校
 『公開授業』  『研究協議』

■公開授業について
 授業者 茨城県立取手松陽高等学校 教諭 太田 泰助
 生 徒 水戸一高、二髙、三高、笠間高、取手松陽高の各校5名、計25名
 内 容 「ギャラリートークによる主体性を育む鑑賞活動」
        ・各校1名づつ1班5名、5グループで編成。
     ・各班にアドバイザーの先生が1人付き。
          ・ギャラリートークの進め方、トーク中の雰囲気づくりなどが説明。
           トークで大切なのは「話す内容」とあわせ「話せる雰囲気」。
            「話せる」「聞ける」「考えられる」ための明るい雰囲気づくりが重要。
            (暗い・堅い雰囲気では、トークが滞り、成立しなくなる)
          ・太田先生の巧みな話術と授業展開が生徒を和ませていたのが印象的。
          ・説明のあと体育館に展示された30点の高校生作品(高校美術展出品)を
      あらかじめ割り当てた班ごとに鑑賞。
          ・ギャラリートーク開始。各班スムーズにトークが展開された。


■研究協議会について
  発表者 茨城県立取手松陽高等学校 教諭 太田 泰助
  助言者 茨城大学教育学部     教授 小泉 晋弥 先生
  内 容 鑑賞活動について 
          ・小泉先生による「鑑賞活動の可能性」の講話。
          ・参加者5名一組でグループ協議形式。
          ・授業についての意見交換。
          ・グループ発表


■茨城大会の印象
 会場となった場所が、水戸駅から徒歩5分程度のところであり、城跡の高台に建てられた学校群であった。三の丸小学校、第二中学校、水戸一高、水戸三高、茨城大学付属小学校がほぼ隣接してあり、外壁や校舎は綺麗に整っていた。教育環境整備に非常に力を入れている印象を受けた。本会場は第二中学校で、震災後の改修工事も済み、新しくて非常に整った環境であった。小中高の公開授業も同会場で行われた。慣れない土地で移動の手間がないのはよかった。

茨城大会視察報告1

第53回関東甲信越静地区造形教育研究大会 第1日目 

11月14日(木) 水戸市立第二中学校
『全体会』  『講演会』

■講演会について
 講話 文部科学省初等中等教育局教育課程強化調査官
    国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官
    岡田 京子 氏
    ・主に小学校児童の「造形あそび」に焦点を当てた講話。
        ・「ものづくり」をしているときの子どもの楽しむ様子・こころの働きに着目。
    ・「つくる・こわす・つくりなおす」は自然なこと。
     生きること、子どもが発達していくことと同じ。
    ・自発を大切にする。自発を促す環境作りが教師の役目。
    ・教師は教えるだけではなく、場を設定すること、用意することも大切な仕事
    ・ものをつくる子どもと同じ視線に立って瞬間の子どもの心理を見極める。
     「立ち止まって考えている」ときなのか、「行き詰まっている」ときなのか。

■来年度開催山梨県から
  次年度開催山梨県がビデオを作成して上映・紹介していました。
 生徒も一緒につくったというビデオで、ユーモアのあるものでした。

■レセプション