調査研究
- 集団における望ましい人間関係づくりに関する調査研究報告書
~児童生徒の意識の特徴と望ましい人間関係を構築するための手だて~
(平成19年度調査研究事業) -
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小学4年から6年のコミュニケーションに関する意識は、友達、保護者、教員と関わる多くの項目で、しかも大きな割合で変化します。このような変化は、他の学年間では見られないものです。
人間関係づくりを考える上で、特に小学校4年はポイントとなる時期です。
発達の特徴や発達課題を意識して、その時期に適した指導を心がけましょう。 -
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◇ 友達との関わりに関する項目について、「あてはまる」と回答した児童生徒の割合に着目すると、小2と小4の間、小4と小6の間に、多くの場合段階的な差がみられます。
(p27.28.30.31.33.34.44~46
グラフ1.6.7.10.11.12.27~29群参照) -
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◇ 保護者との関わりに関する項目について、「あてはまる」及び「はい」と回答した児童生徒の割合に着目すると、小4と小6の間、中1と中3の間に、多くの場合段階的な差がみられます。
(p35~38 グラフ13~18群参照) -
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◇ 教員との関わりに関する項目について、「あてはまる」及び「はい」と回答した児童生徒の割合に着目すると、小4と小6の間、中3と高1との間に、多くの場合段階的な差がみられます。
(p39~42 グラフ19~25群参照)
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◇ 「大切だと思うことは自分で決めようとする」について、「はい」と回答した児童生徒の割合は、7割から8割です。一方、「はい」と回答した教員の割合は、5割から6割で、学校種による差はほとんどみられません。
(p29 グラフ4参照) -
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◇ 小4から小6の間は、その他の学年間と比べて、多くの項目で、しかも大きな割合で変化しています。
◇ よりよい人間関係をつくることについて、小4は小6と比べて指導しやすいことが分かります。
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