調査研究
- 情報モラル指導資料
- A.保護者自身がインターネット利用の光と影を理解しましょう
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光の部分 影の部分 - 世界中からいろいろな分野の情報を集めることができる。
- 自らを表現し、情報を発信できる。
- 一人一人に応じた課題により、自分のペースで学習できる。
- コミュニケーションの相手が広がる。
- 情報を発信した結果、他の人から評価してもらえる。
- 誤った情報や不適切な情報に触れることがある。
- ホームページ、メール、掲示板などに不適切な情報や無責任な情報を発信する。
- 特定の人との限られたコミュニケーションになりがちである。
- 匿名性を利用して他人を誹謗中傷する。
- 自分が求める情報だけの偏った情報源に接しやすい。
- 学びに対する興味・関心・意欲が高まる。
- 自発的な学びができる。
- 生活の楽しみが増える。
- 家族や友達とのコミュニケーションが増え、友人が増える。
- 生活体験・直接体験が不足しがちになる。
- 人とのふれあいや心の交流が希薄になりやすい。
- 誤った情報や作為的な情報に惑わされ、犯罪の被害者や加害者になるおそれがある。
- 生活習慣が乱れ、学習に対する意欲が減退するおそれがある。
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平成15年9月13日に施行された「出会い系サイト規制法」では、児童生徒が不正な書き込み行為をしても罰則の対象になり、100万円以下の罰金(第6条・第16条)となることもあります。
- B.家庭でのインターネットの利用について話し合いましょう
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まずは、子どもがどのようにインターネットや携帯電話を使っているのか関心を持ちましょう。また、子どもは、パソコンやインターネットの技能習得がはやいので、子どもから学ぶことも大切です。そして、親子でインターネットの健全な利用について話し合い、家庭におけるルールを決めましょう。 - 様々なニュースを利用して、ネット社会の危険性について子どもと話し合いましょう。
- 「夜遅くまでやらない」、「ホームページを公開する前に親に見せる」など、発達段階に応じて家庭内のルールを決めましょう。
- 子どもがメール、チャット、掲示板などを利用している場合は、その内容を把握しましょう。
- インターネットの利用時間について家庭内のルールを決め、利用し過ぎないようにしましょう。
インターネットの過度の利用による悪影響(インターネット依存)については、CEC財団法人コンピュータ教育開発センターの『「情報化が子どもに与える影響」に関する調査報告書』が参考になります。(http://www.cec.or.jp/soumu/netizon.html)
- C.インターネット上の有害情報から子どもを守りましょう
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子どもを有害情報(暴力、麻薬、殺人、アダルトなどに関する情報)に触れさせないようにしましょう。
- なるべく保護者が一緒にインターネットを利用しましょう。
- 有害情報を遮断できるフィルタリングサービスを利用しましょう。フィルタリングサービスでは以下のようなことも設定可能です。
- 勉強時間や寝る時間も忘れてインターネットに没頭するのを防ぐため、時間指定でホームページの閲覧自体を禁止することができます。
- 管理者(保護者など)が使用する場合には閲覧の制限を外すことができます。
- ホームページの閲覧記録を確認することができます。
- フィルタリングサービスを提供するプロバイダや携帯電話会社も増えていますので、契約している会社に問い合わせてみましょう。う。
財団法人インターネット協会の無料フィルタリングサービス (http://www.iajapan.org/filtering/)
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■ リーフレット (76KB) ダウンロードしてご利用ください。
■ 家庭で取り組むネット社会の ABC(プレゼンテーション用)(186KB) 印刷してご利用ください。