平成17年度栃木県教育研究発表大会 学習指導部会(中学校・高校分科会)英語概要
4技能の有機的な関連を図った指導の在り方
〜 書くことに焦点をあてて 〜
県立矢板高等学校 田代 由紀
総合教育センター 研修部 佐野 宏夫
本研究では「聞くこと」「話すこと」「読むこと」と関連づけて「書くこと」を中心に実践を行った。3つの実践事例に共通することは、@間違いを恐れずに自分の考えを表現すること、A取り組みやすい楽しいタスクから始め、段階的に自己表現へつなげること、B書くことの目的、内容を明確にすることである。各事例の概要は次の通りである。
事例T: | OCの時間に、教科書の場面シラバスに沿って学習した後、最後に自作ドラマのシナリオを作成、発表する。 |
事例U: | ライティングの時間に、2つのクラス間で学校祭の出し物について紹介し合う英文を作成する。さらに、映画のセリフを英語へ吹き替えする。最終的に、300〜500語程度のまとまりのある英文を読み、自分の意見を書く。 |
事例V: | ライティングの時間に、文と文をつなぐ語句や段落の構成に注意しながら英文を読む。そして、問題演習を通して文を正しく整序し、パラグラフ・ライティングへとつなげていく。 |
このうち、事例Tについては、実践者である田代由紀教諭(県立矢板高等学校)が発表する。