平成17年度 栃木県教育研究発表大会 児童・生徒指導部会 概要
豊かな人間関係づくりを目指して
〜 個々の生徒の状況に応じた組織的取組とピアカウンセリングによる事例を通して 〜
高根沢町立阿久津中学校 榎本 千秋
思春期の生徒たちにおいて、日常生活における周囲の人々とのコミュニケーション不足から生じるトラブルにより、学校生活に不安を感じたり、学級での生活に不適応をおこしたりする場合もある。そのようなトラブルで問題を大きくしないためにも、あるいは、困っている友人をサポートするということでも、生徒同士の人間関係をよくするための手段はないかと思案した。
そこで、話の聴き方や相手の気持ちを読み取る力を身に付けさせ、生徒同士がお互い支え合いながら成長し合える人間関係を築かせるために、ピアカウンセリングの活用が有効ではないかと考えた。
今回は組織的に取り組んだ不登校生徒の支援例と学級活動におけるピアカウンセリングの実践例を報告する。