平成17年度 栃木県教育研究発表大会 情報教育部会 概要
情報モラルをどう教える?
〜 正しく判断し、行動に移せる態度を育てるために 〜
宇都宮市立宮の原小学校 宮澤 文洋
「教育の情報化」の進展は,多様な学習方法を実現する一方で,いわゆる「影」の部分についての問題も提起している。現在そのための対応が急務であり,社会認識の未発達な小学校の時期から積極的に情報モラル教育を行い子供たちを守ることが教育現場に求められている。
学校における情報モラル教育は,知識の表面的な理解で終わらせないことが重要である。つまり,「正しい判断ができるようになっても,果たして,判断の通りに行動していけるかどうか。」が最終的に問われるのである。だから教師サイドからの「○○をしてはいけない。」といった,一方的にルールを教えるだけの授業を行っても,それで子供たちに情報モラルを身につけさせたとは言えない。
そこで,次に示す3つの方針に基づき,自作の支援ソフトを活用しながら実践を試みた。
1「気づき体験型」の学習を提供する。
2 自分の問題としてとらえさせ,判断させる。
3 論理的に理解させる。