平成17年度 栃木県教育研究発表大会 心の教育部会 概要
「こころの教育推進読書教材」の開発
〜 読本「心のとびら」シリーズ1・2の活用状況と実践例について 〜
「こころの教育推進読書教材」編集・作成委員会 小川 順子
平成16年に創立120周年を迎えた栃木県連合教育会では、「21世紀に生きるとちぎっ子へのメッセージ」〜こころの教育推進読書教材開発事業〜として、小学生・中学生向けの読書教材(読本)を作成している。これは、とちぎの子どもとしてのアイデンティティの確立、社会性や豊かな人間性の育成を目指したこころの読書教材を開発・提供し、ひとり立ちしはじめる年代の子どもたちへの最良の助言とすることを意図している。昔話、童話、詩などの作品を選んで冊子にまとめ、平成15年度は『「心のとびら」シリーズ1「おななしだーいすき」(小学校低学年向け)』、平成16年度は『「心のとびら」シリーズ2『おはなし広場』(小学校中学年向け)』を発行した。これらの冊子は、県内すべての小学校に配布されている。ここでは、その活用状況について紹介する。