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平成17年度栃木県教育研究発表大会 学習指導部会(中学校・高校分科会)社会概要

歴史的思考力の育成を目指した日本史の授業

 

県立上三川高等学校 山本 訓志
総合教育センター 研修部 杉山 正明

 日本史の学習状況については、教育課程実施状況調査の中間報告によると、個々の資料が示す歴史的事象については内容や意味を理解していても、複数の資料を比較し共通点を考察したり、複数の視点から資料を考察したりする力が十分でない状況である。また、同報告では、細かな事象の年代や内容を網羅的・羅列的に教え込むのではなく、内容の重点化を図って時代を大きく総合的にとらえさせることが必要であるなどの提言がなされている。
 従って、評価の観点に関しては、特に「資料活用の技能・表現」と「思考・判断」の育成に重点を置き、歴史的思考力を育成するための指導と評価の工夫・改善を進める必要があると考え、「歴史的思考力の育成を目指した日本史の授業」の在り方の研究に取り組んだ。
 ここでは、歴史的思考力のうち、歴史の分析と解釈(異なる資料や見解の比較・対照、多面的視野・考察)を中心とした能力の育成を目指し、資料の読み解き、複数の資料の比較、因果関係の考察など、教科書レベルの知識を前提として歴史資料を積極的に活用させる指導の工夫を紹介する。

 

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