平成18年度 栃木県教育研究発表大会
幼児教育部会
発表1 異年齢保育
~コーナー保育、その環境設定と子どもの姿~
陽西保育園 松本 早苗
陽西保育園 川出 慎
発表2 学びから見た保育・授業づくり
~生きる力の基礎をはぐくむ視点からの保育・授業づくり~
幼児教育センター 田渕 光与
幼児教育センター 鈴木 智恵
【グループ協議】
協議主題 「経験と学力」
幼・保・小連携の見える部分、見えない部分のつながり、協同的な学びを幼保小の双方から見取っていくことの大切さ、そのための教師保育者の在り方等意見を出し合った。
最初から決めつけ、型にはめ込むのではなく、一人一人の伸びようとする力を信じ、様々な活動を保証する環境は、幼児期も小学校以降も大切であると確認しあった。
【全体指導・助言】
宇都宮大学 溜池 喜裕
「わかる」という前提では保育・授業は出来ない、相手のことが分かったら自分は相手になり、自分でなくなるから。
ということは教えることは出来ない。
何が出来るのか、それが「経験」。「経験」は漠然としたことを言葉をとおして概念化すること、そのことによって「知る」ことができる。
「学力」は自ら概念化する力。教育は、哲学。
参加者の感想
子ども主体に考えている保育園の環境や具体的な実践を知ることができた。
「学び」を幼保小の連携から捉え分かりやすい説明だった。
少人数グループでそれぞれの立場で気軽に話せたことがとてもよかった。
それぞれの立場での具体的な問題について共通理解できた。
この場で協議内容を決めるという部会にでたことがなかったので参加者の気持ちを考えているなあと思った。