平成19年度 栃木県教育研究発表大会 キャリア教育部会 概要
夢と希望を育み、生き方を学ぶ教育 (小学校)
-人間関係形成能力を基底においたキャリア教育の研究実践を通して-
栃木市立栃木第五小学校 金子 一男
本校では、子どもたちに働く楽しさや大切さについて気付かせるとともに、職業・将来への夢や希望を育み、生き方を学ぶキャリア教育の実践化を目指し、(1)キャリア教育の視点を生かした授業研究の推進、(2)全教育活動におけるキャリア教育の推進、(3)意識調査並びに啓発活動の推進、(4)小・中・高等学校及び地域連携を柱に研究を深めてきた。特に、“授業こそが命であり、授業の形で記録を残すことこそ使命である”と考え、授業研究に重点をおいて取り組んでいる。
研究が深まるにつれ、目指す児童像の重点化、育てたい能力態度の明確化、指導案の形式の工夫、キャリアを意識した校内掲示、「キャリア教育通信」の発行、家庭における仕事の奨励など、様々な考え方や活動が生み出され、児童の姿にその実践の結果が少しずつ表れてきた。
その取組を中心に、成果や課題について発表する。