平成19年度 栃木県教育研究発表大会 人権教育部会 概要
自他を尊重し、生き生きと活動する児童の育成
宇都宮市立瑞穂野南小学校 阿久津 佳子
本校は、平成18・19年度の２年間、文部科学省より「人権教育開発事業」の指定を受け、標記の主題を設定し、研究推進してきた。
「自尊感情が高いとは言えない」、「自分自身や他者、真実を正しく見つめ評価できていない」という児童の実態から、目指す児童像を「見つめる子」「伝え合う子」「歩みだす子」、「共に生きる子」とし、これらの姿に導く学習や活動を展開してきた。また、自尊感情は他者とのかかわりの中で育まれるという考えのもと、「コミュニケーション能力」の育成のため、重点的に研究し支援してきた。さらに、児童が実感したことを言語化したり、自己表現したりする作業を手助けする方法のひとつとして、「振り返り」の仕方を工夫してきた。
ここでは、これまでの様々な試みの中から、授業研究部とふれあい活動推進部の取組を中心に発表する。
