平成19年度 栃木県教育研究発表大会 情報モラル部会 概要
メディアリテラシーの育成研究
足利市立山前小学校 奥澤 浩和
足利市立教育研究所 岡部 陽一
「IT革命」とも呼ばれる急速な情報化の進展に伴い、「情報活用能力」の育成は重要な課題である。特に、情報化の陰の部分として、チェーンメールや掲示板等に起因する児童生徒指導上の問題への対策は緊急の課題である。
そこで、本研究は、本市の児童生徒にメディアリテラシー(情報を主体的に取捨選択し、適切に発信する力)の育成を行うために、大学教授等の指導助言を受けながら、日々の授業における継続的、系統的な指導の工夫改善について取り組んだ。具体的には、(1)メディアリテラシーの育成の視点を明確にした各教科の年間指導計画の作成、(2)国語科の授業を中心とした、互いに情報を伝え合う場面での継続的指導、(3)コンピュータ室を活用した情報モラルを育成するための系統的な指導、(4)情報モラルに関する保護者への啓発における実践研究について発表する。