平成19年度栃木県教育研究発表大会 理科部会(中・高) 概要
科学的思考力・判断力を高める理科指導と評価のあり方
- 生徒の主体性を引き出す授業改善と評価 -
日光市立大沢中学校 臼井 孝行
自然の事象について考えたり追求することは発見や驚きがあり、楽しいと感じる要素が数多くあるはずである。にも関わらず「考えること」を苦手と感じている生徒が多いのが現状である。理科の授業は、単に生徒たちの興味や関心を引くような一過性の働きかけでは展開できない。生徒の主体性を引き出し、それを伸ばすような教師の意図的、継続的な指導が必要である。
そこで、生徒の学びの過程に視点をあて、「自然現象に興味を持つ」「学習課題について予想する」「自分の考えを書く」「問題を考えて解く」という考える場面を設定し、指導計画の改善、教材開発、指導方法や評価の工夫に取り組んだ。生徒の主体性を引き出す授業改善や主体性を伸ばす評価の在り方について提案し、主にその取組や成果等について発表する。