平成19年度栃木県教育研究発表大会 社会・地歴・公民部会(中・高) 概要
社会科における法教育の教材開発
- 裁判員制度の教材研究を中心として -
小山市立小山第三中学校 中田 隆
平成18年度前期内地留学で、標記の主題を設定し、研究を行った。
平成21年5月までに刑事裁判制度として、裁判員制度が導入されることになった。こうした司法制度改革の流れに伴い、「法教育」の必要性が高まっており、様々な機関で取組が始まっている。そこで、裁判員制度に関する授業を、社会科の中での「法教育」として位置づけで、提案しようと考えた。
生徒に、制度導入の意義やしくみを理解させた上で、人を裁くことがどういうことなのか、裁判員としてどうあるべきなのかを考えさせたいと願い、本研究における指導案では、知識に偏ることなく、思考・判断に重点をおき、模擬評議を通して「事実を把握し、根拠に基づいて考え、判断する」場面を取り入れた。
今回の発表では、指導案にもとづいた授業実践と、その反省を中心に報告する。