平成19年度 栃木県教育研究発表大会 食育部会 概要
壬生町における食に関する指導の取組
- 望ましい食について自ら考え、実践できる児童生徒の育成 -
壬生町教育研究所 壬生小学校 吉葉 裕子
睦小学校 棚原 百合子
南犬飼中学校 大島 久美子
壬生中学校 佐藤 洋子
壬生町では「安心・安全で食教材として魅力ある学校給食の工夫」と「学校栄養職員の特別非常勤講師制度活用による指導推進」の二本立てで食育に取り組み、学校栄養職員未配置校も含め一定の成果を上げてきた。しかし、現在の子どもたちの抱える食の問題を考えると、個々の学校栄養職員の単発的な取組だけにとどまらない、町全体を見据えた指導体制の必要性が高まってきた。
そこで本年度「壬生町食に関する指導全体計画」を策定、町内4名の学校栄養職員を食育の中核に位置付け、児童・生徒の実態と発達段階に応じた重点指導内容をピックアップし、小・中学校9年間を通した町全体の指導体制づくりを進めている。
さらに、地産地消を通じた地域との連携や家庭との連携、活動の効果なども合わせて、学校給食を教材とした食育の取組について発表する。