平成21年度 栃木県教育研究発表大会
キャリア教育部会
「キャリア教育で育成を目指す発達段階に応じたねらいと取組、それらの接続について考える」を部会テーマとして、宇都宮市立中央小学校、塩谷町立塩谷中学校、県立壬生高等学校からの実践発表とシンポジウムが行われました。
発表1 「夢と希望をもった心豊かな子どもたちを、地域とともに育てる」
-「わくわくドキドキ夢体験」事業を通して-
宇都宮市立中央小学校からは、「夢と希望をもった心豊かな子どもたちを、地域とともに育てる(小学校)― 生き方に関する体験活動を通して―」と題して、自分たちのふるさとをますます好きになり、働くことの大切さやすばらしさ、お金を得ることの尊さなどを実感し、将来に向けて大きな夢と希望をもてる児童の育成を目指した、商業体験学習について紹介がありました。
発表2 「地域社会と連携した「生きる力」を育むキャリア教育」
-10年目を迎えた「マイ・チャレンジ」の成果と今後の展望-
塩谷町立塩谷中学校からは、地域社会と連携した「生きる力」を育むキャリア教育(中学校)― 10年目を迎えた「マイ・チャレンジ」の成果と今後の展望 ―」と題して、県内に先駆けてスタートした塩谷中学校の「社会体験学習」について、これまでに蓄積されてきた実践のノウハウを含め、生徒の「生きる力」を育むための工夫や、地域社会との連携、これからの課題等について発表がありました。
発表3 「壬生高校の職場体験学習について-実践報告-」
県立壬生高等学校からは、「壬生高校の職場体験学習について(高等学校)― 実践報告 ― 」と題して、"生徒が自分自身の進路選択をどのように考え、進路実現に向けてどのような努力をすべきか"をテーマに、生徒が自分に合った進路を選択するための一助として展開している、壬生高校の職場体験学習について発表がありました。
発表4 「科学技術高校に向けた進学指導システムの構築と実践」
県立宇都宮工業高等学校からは、「科学技術高校に向けた進学指導システムの構築と実践(高等学校)」と題して、2011年に開校する科学技術高校の基本構想の一つである「継続教育の充実」を目指し、国立大学進学に対応した進学指導システムの構築、産学官研究によるグローバルエンジニア育成にかかる取組を紹介し、近年、20人を超える国立大学合格者を達成したことなど、生徒の進路選択拡大の実現に効果のあった取組について発表がありました。
シンポジウム
後半は、宇都宮大学教育学部教授の丸山剛史先生の進行によるシンポジウムが行われました。参加者からの発言も交えながら、学校におけるキャリア教育の成果について確認するとともに、今後さらに、「学ぶこと」や「働くこと」について実感を伴った理解を図ること、人格形成につなげることを意識した小中高の連携が重要であることなどの助言をいただきました。
参加者は、小、中、高等学校におけるキャリア教育の具体的な取組を知ることができ、実社会や生活とのつながりを意識した教育活動の充実が、進路選択の拡大や人格形成に寄与することなど、多くの示唆を得られたものと思われます。
-「わくわくドキドキ夢体験」事業を通して-
宇都宮市立中央小学校からは、「夢と希望をもった心豊かな子どもたちを、地域とともに育てる(小学校)― 生き方に関する体験活動を通して―」と題して、自分たちのふるさとをますます好きになり、働くことの大切さやすばらしさ、お金を得ることの尊さなどを実感し、将来に向けて大きな夢と希望をもてる児童の育成を目指した、商業体験学習について紹介がありました。
発表2 「地域社会と連携した「生きる力」を育むキャリア教育」
-10年目を迎えた「マイ・チャレンジ」の成果と今後の展望-
塩谷町立塩谷中学校からは、地域社会と連携した「生きる力」を育むキャリア教育(中学校)― 10年目を迎えた「マイ・チャレンジ」の成果と今後の展望 ―」と題して、県内に先駆けてスタートした塩谷中学校の「社会体験学習」について、これまでに蓄積されてきた実践のノウハウを含め、生徒の「生きる力」を育むための工夫や、地域社会との連携、これからの課題等について発表がありました。
発表3 「壬生高校の職場体験学習について-実践報告-」
県立壬生高等学校からは、「壬生高校の職場体験学習について(高等学校)― 実践報告 ― 」と題して、"生徒が自分自身の進路選択をどのように考え、進路実現に向けてどのような努力をすべきか"をテーマに、生徒が自分に合った進路を選択するための一助として展開している、壬生高校の職場体験学習について発表がありました。
発表4 「科学技術高校に向けた進学指導システムの構築と実践」
県立宇都宮工業高等学校からは、「科学技術高校に向けた進学指導システムの構築と実践(高等学校)」と題して、2011年に開校する科学技術高校の基本構想の一つである「継続教育の充実」を目指し、国立大学進学に対応した進学指導システムの構築、産学官研究によるグローバルエンジニア育成にかかる取組を紹介し、近年、20人を超える国立大学合格者を達成したことなど、生徒の進路選択拡大の実現に効果のあった取組について発表がありました。
シンポジウム
後半は、宇都宮大学教育学部教授の丸山剛史先生の進行によるシンポジウムが行われました。参加者からの発言も交えながら、学校におけるキャリア教育の成果について確認するとともに、今後さらに、「学ぶこと」や「働くこと」について実感を伴った理解を図ること、人格形成につなげることを意識した小中高の連携が重要であることなどの助言をいただきました。
参加者は、小、中、高等学校におけるキャリア教育の具体的な取組を知ることができ、実社会や生活とのつながりを意識した教育活動の充実が、進路選択の拡大や人格形成に寄与することなど、多くの示唆を得られたものと思われます。
参加者の感想
- 小中高まで、幅広い発表は興味深かったです。
- 実践発表、シンポジウムなどがあり、勉強になりました。
- 小中高の取り組みがわかり、本校での課題が明確になりました。
- 他校種でのキャリア教育の取組を知った上で生徒に対する支援を行うことができると思います。
- 学校教育の役割を考えるうえで、今後キャリア教育は一層重視されると思います。
- 素晴らしい発表なので、もっと多くの先生方に聞いてほしいと思います。宇工の素晴らしい実践内容を知れたことや、丸山先生の話を聞いて、キャリア教育の大切さを実感しました。
- 小中高の発達段階に応じた実践や思いが明確になり、よい切り口のシンポジウムでした。
- 活動後の評価を事業所にしていただくなどの具体的な内容を聞くこともでき、小学校の取組を踏まえて中学校で何をすべきか考えるきっかけとなりました。