令和7(2025)年度 養護教諭専門研修

 

目  的 保健教育における集団指導と個別指導に関する講話と演習を通して、養護教諭としての保健教育の実践的指導力の向上を図る。
日  時 令和 7(2025)年 8月18日(月) 9:30~16:00
対  象 全校種の養護教諭及び養護助教諭
研修内容 講話・演習「養護教諭の立場を生かした効果的な保健教育の進め方」
講  師 宇都宮大学共同教育学部准教授 久保 元芳 氏
研修の様子
 
受講者の声
  • 養護教諭の専門性を生かした効果的な保健教育について、具体的な実践例を交えながら、自分自身も演習を通して学ぶことが多かったです。どの場面でどのように専門性を生かすか、担任とよく話し合いながらよい授業をつくっていきたいと改めて思いました。
  • 宇大附属中のティーム・ティーチングの授業をDVDで拝見し、ワークシートの作り方と応急手当の実践が大変参考になりました。ワークシートは生徒が考えやすい流れや、教師側がこの授業で押さえたいポイントについて過不足なく書かれていて、自分がワークシートを作成するときに参考にしたいと思いました。応急手当はこの導入を入れると生徒からどんな回答がでるのか?がよく考えられていて、準備する段階での教師の働きかけの大切さに気付き、今後に生かしたいと思いました。
  • 「3.保健における教材、指導方法の工夫」では、「保健における素材、教材、教育内容の関係」に関する図が、たいへんわかりやすかったです。学習指導をされている教諭の方々にとっては当たり前のことかもしれませんが、素材を教材化し、「教材を用いて、教育内容を教える」という原則がよくわかりました。また、「学習活動の違いによる内容の定着率」の図は衝撃的でした。講義型の学習定着率が低いだろうということは何となくわかっていましたが、まさか5%まで低いとは知りませんでした。
研修担当者からの
メッセージ
 学習指導要領における「保健」の位置づけやティーム・ティーチングの手法など保健教育の基本について学び、宇大附属中の授業動画を見て演習を行ったことで、活用場面を具体的に理解することができました。午後の演習では学校種ごとにグループとなり、同じ校種の養護教諭同士で個別指導についてじっくりと協議を行う、貴重な時間となりました。他校の養護教諭との意見交換により、指導の幅が広がったと思います。本研修の成果が、各校での実践に活かされることを期待しております。