人権講話

12月4日~12月10日は「人権週間」です。12月6日(金)人権教育として「人権講話」を実施しました。
講話『何があってもあきらめない』  金田 典子 先生
北京・ロンドンパラリンピック日本代表選手(シッティングバレーボール)で活躍された金田先生のお話を伺いました。
     
金田先生は小学校3年生のときにバレーボールに目覚め、それ以来小・中・高校とバレー一筋、国体をはじめ様々な国際大会へ出場されたバレーボール選手でした。負けず嫌いで、何事にもあきらめない精神は、金田先生そのものでした。しかし、突然の病気。下肢機能全廃(左)、膝関節の機能障害(右)という障がいを乗り越えて、シッティングバレーボールに出会い、パラリンピックで活躍されました。
障害を受容することの難しさ、障がいや車いすへの偏見、心ない言葉などのたくさんの苦悩。涙無しでは生活できなかったそうです。しかし、家族の協力、周囲の支えにより苦難を乗り越えてこられたそうです。どんな状況でもあきらめずに継続することで、その先にたくさんの可能性が広がっていることを教えていただきました。
各国のパラリンピックに参加し、様々な障がいをもつ選手や過酷な社会情勢の中出場している選手等との出会いから、日本の恵まれた環境に感謝するとともに、当たり前のことが当たり前ではないことを実感されたそうです。
今の置かれた環境に感謝し、学生は「学びながら生きる」こと、その時に学ぶことが大切!と力強いことばをいただきました。
  
     
シッティングバレーボールについて、実演を交えて教えていただきました。腰が床についていないと反則になってしまうそうです。
金田先生の技術にバレー部員は圧倒され、シッティングバレーボールの難しさや楽しさを感じることができました。シッティングバレーボールの魅力を知り、来年開催される東京パラリンピックの楽しみが増えました。

金田典子先生、貴重なご講話をありがとうございました。