カタバミはどこにある?
カタバミはどんな草でしょう

カタバミのなかまは人家や農地などに多く分布することから、人の生活と関わりの深い植物と考えられます。

種類によって、分布する環境が少しずつ違うようです。

葉は3枚のハートのとがった方が合わさっているような形で、花びらは5弁です。


カタバミ

花期:春~秋

カタバミ科

学名:oxalis corniculata


雑草として広く分布しています。

槍(やり)のような実を付けます。

触れると種を勢いよくはじき出すので、自分の子孫を広い範囲に残すのに有利です。

また、ほふく枝を出して周囲に伸びたり、根が鱗茎(りんけい)のようになっていて、芝生なども進出できます。

カタバミ〔片喰(かたばみ)〕に似ていて葉が赤っぽいのは、アカカタバミ(赤片喰)と呼ばれています。


ムラサキカタバミ

花期:春~夏

カタバミ科

学名:oxalis corymbosa


南アメリカ原産の帰化植物です。

江戸時代(えどじだい)に観賞用として伝わってきました。

地下に太い半透明のがあり、食用になります。外来園芸種(がいらいえんげいしゅ)としてオキザリスがあります。

また、花びらの色が濃く中央部の色の濃いものはイモカタバミと呼ばれています。

ムラサキカタバミは結実しないのが特徴です。

地下の鱗茎を伸ばして繁殖します。


カタバミのなかまには園芸種もあり、いろいろなタイプのものがあります。