栃木マイスター 伝統工芸士
竹工芸の分野で活躍する「栃木県伝統工芸士」

竹工芸の分野で活躍する「栃木県伝統工芸士」

栃木県の伝統工芸品をつくっている「栃木県伝統工芸士」の中には国からその技能について表彰を受けている方々がいます。

国から重要無形文化財の保持者として、認定を受けた大田原市(おおたわらし)の勝城一二(かつしろいちじ)さんはどのような仕事をしているのでしょう。


勝城一二さん


勝城さんの製作した竹工芸(下野新聞提供)


勝城一二さん〔雅号(がごう) 勝城蒼鳳(かつしろそうほう)〕略年表

昭和(しょうわ)9年(1934年) 栃木県に生まれます。
昭和24年(1949年) 竹製の農機具の製作に携わります。
この農機具の製作をとおして細く割った竹ひごを編み組してつくる編組技法(へんそぎほう)をはじめとする竹工芸技法の基礎を身につけます。
昭和40年(1965年) 竹工芸作家・八木沢啓造氏(やぎさわけいぞうし)および斎藤文石氏(さいとうぶんせきし)に竹工芸の技法および表現についての指導を受けます。その後も技術を磨き、技の向上に努めます。
平成(へいせい)17年(2005年) 国指定重要無形文化財「竹工芸」の保持者として認定を受けます。

①どのような仕事をしているのだろう

竹工芸という竹を材料とした道具や飾りものを製作しています。

単なる竹を材料とした作品ではなく、弾力や光沢という竹そのものが持つ特徴を生かした、繊細な美しさをもった工芸品を製作しています。


②若い人たちに技能を伝えるためにどのようなことをしているだろう

伝統工芸品を製作する産業を今後も盛んにするために、作品を製作している様子を公演したり、さまざまな質問に熱心に答えています。