那須疏水
那須野が原(なすのがはら)はどのようなところか

那須野が原は、那珂川(なかがわ)、熊川(くまがわ)、蛇尾川(さびがわ)、箒川(ほうきがわ)などの河川によってつくられた扇状地(せんじょうち)と呼ばれる地形です。
この地域は、厚い砂れき層におおわれています。

そのため、熊川、蛇尾川は山側に近い扇頂部で地下に水がしみ込んでしまい、伏流河川(ふくりゅうかせん)〔水無川(みずなしがわ)〕となります。
砂れき層が薄くなる扇端部では、水は再び地表を流れるようになり、しみこんだ水が湧き出るため、逆に水が豊富となります。