大谷石採掘場
採掘場跡(さいくつじょうあと)はどのように利用されているか


大谷石採掘場

大谷資料館(おおやしりょうかん)には、地下採掘場跡があります。

1919年から1986年までの約70年をかけて、大谷石(おおやいし)を掘り出してできた巨大な地下空間です。

その広さは2万平方メートルにもおよび、野球場が一つ入ってしまうほどの大きさです。

もっとも深いところでは地下60メートルもあり、切り出された石は約1000万本といわれています。


また、坑内の年平均気温は8℃前後で、地下の大きな冷蔵庫といった感じになっており、戦争中は地下の秘密工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として利用されました。

現在はコンサートや美術展、演劇場、地下の教会として、また写真や映画のスタジオとしても利用されています。