栃木の蔵
蔵に関する史跡にはどのようなものがあるか〔岡田記念館(おかだきねんかん)〕


岡田家住宅翁島別邸土蔵

岡田家は、550年以上の歴史を持つ栃木市(とちぎし)屈指の旧家です。

現当主をもって26代を数えます。古くは武士でしたが、帰農し江戸時代(えどじだい)の慶長(けいちょう)の頃、士豪として栃木に移住し、荒れ地を開墾しました。

これにより徳川家(とくがわけ)から「嘉右衛門新田村(かえもんにったむら)」という名を賜り(たまわり)、以後代々の当主は嘉右衛門を襲名しています。

日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう)の開設に伴い名主役を、また、畠山(はたけやま)氏の知行地となる屋敷内に13カ村の陣屋が設けられ代官職も代行するなど、地域発展のため寄与していました。

4,000㎡にも及ぶ広大な敷地に残る土蔵には、岡田家伝来の宝物が展示されています。