きびがら細工は、ハマグリ型箒の巧みな編みの技術を応用したものです。きびがらを針金や糸などで交互に編み上げながら、動物や人物などを形作っていきます。編み上げる技術はもちろんですが、創造性も必要です。おもな細工には、鼠(ね)、丑(うし)、虎(とら)、兎(う)、龍(たつ)などの十二支にあらわれる動物や、郷土の武将、那須与一(なすのよいち)の騎馬姿などがあります。