1 講話・演習「学校の現状分析と対策の検討」
【研修の目標】
自校の現状分析を通して、学校の特色や課題を把握し、学校組織マネジメントに取り組む具体的な視点を得る。 |
【自校のよさを活かした学校経営や課題解決をするために参考になったことや実践してみたいことなど】
- 「『主体化』の種をまく」ということが、学校組織をマネジメントする第一歩であると感じました。組織を構成する人の思いや心構えが学校を活性化させる土台となることも分かりました。
- 教職員に対して、納得感、協働意欲をもたせることで、多忙感の解消や互いの人間関係の構築へとつなげたいと思いました。
- 組織の現状把握として、事実に基づき可視化し、それを教職員全体で共有すること、着手領域の優先順位を検討し、できることから着手することの重要性を認識しました。
- 職員が一体となって学校経営をするためには、基盤となるコミュニケーションが重要であると再認識しました。まずは相手を知るという姿勢で先生方や地域の方と相対していきたいと思います。
- 他の学校のSWOT分析を見ることで、自分の学校の強みや弱み、特色、課題がより見えてきたので、今後の取組のために、教職員も巻き込みながら具体的に分析していきたいです。
2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
【研修の目標】
本県の人権教育への取組とその課題について理解し、各学校の実態に合わせた教頭としての人権教育推進の在り方を確認する。 |
【自校における人権教育を推進するために取り組みたいこと】
- 教職員自身の人権感覚を磨くことが、子どもや保護者の前に立つうえで重要であり、教頭としては、教職員の人権意識の点検、啓発を含めた校内研修の在り方を検討していかなければならないと思いました。
- 人権意識の涵養に向けて、まず、日常会話の言葉遣いに配慮し、教職員一人一人の人権感覚を磨いていきたいです。
- 自分の大切さとともに、他人の大切さを認めることを、児童生徒、職員、保護者に機会あるごとに伝えていきたいです。
- 学業指導の充実にも人権教育につながるところはたくさんあると思うので、進めていきたいと思います。
- 児童生徒指導の基盤としての人権教育を、教職員とともにケーススタディやロールプレイング等で行っていきたいです。
- 「様々な人権問題」については、ともすれば見落としてしまいがちな現代的な課題も含まれていたので、全職員に周知していきたいです。
3 講話・演習「人材育成」
【研修の目標】
人材育成を進める上で、自校の教職員集団の成長や課題改善のための方策のヒントを得る。 |
【参考になったことや教頭として実践してみたいことなど】
- 本日の講話・演習で人材育成において教頭ができることとできないことがはっきりしてきました。特に、人材の「スキル」を高めるためにはどのように動いたらよいか、どのように伝えたらよいか実践をとおして知ることができたので、若手育成に生かしていきたいです。
- 「固定観念にとらわれてはいけない」「分かった気になってはいけない」という言葉が心に残りました。謙虚さ、柔軟性は、教頭として身につけておかなければならない資質であると思いました。
- 指示、命令ではなく、質問に変える、承認するということを教職員と接する日常の中で意識して取り組んでいきたいです。
- 目標だけではなく、目的を示せる管理職になりたいです。
- 20代は承認、30代は傾聴、40代からは尊重、これを心にとめて行動していきたいと思いました。
- 承認ということもただほめるのではなく、当たり前にできていることが当たり前ではなく認めるのだということについて、納得することができました。
- 関心領域と影響領域があり、まず考えることが重要であることを自覚できました。「悩ませる」のではなく、「考えさせる」ことを実践したいです。
- 考える力、伝える力を鍛える「ピラミッド思考」のトレーニングは校内研修でも活用できると思いました。