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2017/11/28

平成29年度 新任教頭研修(高等学校、特別支援学校)第4日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成29年11月13日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任教頭
研修内容研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
講話「人権教育の推進と教頭の役割」
講話「学校現場の危機管理」
講  師県教委事務局総務課人権教育室職員
国立大学法人千葉大学ジェネラルサポーター 星 幸広 氏
研修の様子
研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
講話「人権教育の推進と教頭の役割」
講話「学校現場の危機管理」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度(今後の職務に生かせる内容でしたか)
 そう思う  そう思わない
 
研修満足度55.2%44.8%

1 研究協議「学校組織マネジメント校内実践計画」
  【目標】
 学校組織マネジメント校内実践計画の発表を通して、校内においてマネジメントを進める上での課題、留意点を理解するとともに、管理職としての在り方を考える。

【研究協議後の主な意見・感想】

  • 校長の学校経営方針を具現化するために、教職員の意見をとりまとめ、校長の意見、意向とすり合わせ、学校の魅力を生かすための努力をしたいと思います。
  • 学校の特色化に取り組むとともに、学校行事や職務の削減や見直しなどにより、本来、力を注いでほしいことに集中できる職場環境に整えていくことが重要であると感じました。
  • 自校のミッションの再確認を行った上で、課題を明確にしたいと考えました。組織力を高めるために、一人一人の役割を分かりやすく提示していきたいと思います。そのためには、学校で行っていることを整理した上で、変わっていかねばならないことを教職員と合意形成を図りたいと考えました。

2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
【目標】
 本県の人権教育への取組とその課題について理解し、各学校の実態に合わせた教頭としての人権教育推進の在り方を確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 人権が尊重された学校経営に向け、本校における教職員の人権意識に関する問題点や課題を洗い出し、人権意識の高揚を促したいと思います。特に、ヘイトスピーチ、デートDV、性的マイノリティについては、校内研修を行いたいと思います。
  • 直接的指導は当然重要でありますが、「育てたい資質・能力」を育成するためには全ての授業を通じて科学的、合理的なものの見方、考え方を身に付けさせる間接的指導が必要だと思います。また「隠れたカリキュラム」の重要な要素であることが理解できました。これらをはじめとして、校内研修を行っていきたいと思います。
  • 何となく分かっていて、何となく慮って他人を傷つけないようにということでは、何気ない一言で子どもや職員を傷つけてしまうことがあるのではないかと改めて危機感を感じました。管理職として、改めて人権意識を高める必要があると感じました。今回の資料をもう一度読み込み、自分のものとして人権を尊重した校風に寄与したいと思いました。

3 講話「学校現場の危機管理」
【目標】
 危機管理の在り方を学ぶとともに、管理職としてどのように組織に働きかけるかなど、適切な対応の在り方について考える。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 突発的な事故に速やかに対応できるよう、日頃から教職員に対して、起きた時どう対応すべきかの共通理解を文書等文字にして図りたいと思います。そのため、現在本校における危機管理に”ゆるみ”はないか確認したいと思います。
  • 危機管理についての考え方は、管理職側と教員側で溝があると思います。それをどのように埋めていくかが課題です。文書一枚で助かることもあるのであれば、実践したいと思います。やはりリーガルマインドはこれからの学校組織には必要であると思います。
  • 何か起きてしまった際に、そうならない取組をしていたか、していないかが大きな違いになることが大いに理解できました。教頭として何ができるかを精査していきたいと思います。





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