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2018/01/16

平成29年度 新任教頭研修(小学校、中学校)第4日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成29年11月13日(月) 9:30~16:00
対  象小・中学校の新任教頭
研修内容1 講話「特別支援教育における教頭の役割」
2 講話・演習「危機管理」
3 講話「学校運営における危機管理推進のポイント」
4 講話「学校現場の危機管理」
講  師国立大学法人千葉大学ジェネラルサポーター 星  幸広 氏
宇都宮地方気象台職員
県教委事務局特別支援教育室職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話「特別支援教育における教頭の役割」講話・演習「危機管理」
講話「学校運営における危機管理推進のポイント」 
講話「学校現場の危機管理」 

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①研修満足度
 満足  不満足
 
研修満足度75.2%24.8%

 ②研修ニーズ

  • 危機管理(マスコミ対応)
  • 職場の人間関係の構築
  • 保護者対応
  • メンタルヘルス
  • カリキュラムマネジメント
  • 海外の社内教育等に携わった方の講話
  • 児童虐待への対応
  • 働き方改革  など

1 講話「特別支援教育における教頭の役割」

【目標】
 特別支援教育に関わる校内体制づくりについて理解する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 本校は、教育支援コーディネーターが有効に機能しています。一方で、その意識が全職員に共通かどうかは、不安が残ります。校内整備をきちんとしていきたいと思いました。
  • 「自立に向けた教育」という視点に立ち、特別支援コーディネーターと個別の支援計画の在り方について、再確認していきたいと思いました。
  • 特別支援教育に対する自分の理解を深めるために、本日の資料や関係法規を熟読したいと思いました。教頭が理解していないと、校内での具現化は難しいと思いました。
2 講話・演習「危機管理」
【目標】
 講話・演習を通して、危機管理の意義や危機管理体制の必要性について確認し、さらに、危機管理意識を高めるための方策を得る。

【講話・演習を通しての主な意見・感想】
  • 危機管理に関する職員研修は、マニュアルが実際に機能できるかを見るための1つの方法になると思いました。
  • 「危ないからやらせない」という方針ではなく、「けがをしないように自分で気を付けて遊ぶ」という方針を明確にして、自分で判断する力をつけることが、大切であると思いました。
  • 他校の先生方と危機管理について話し合えたことは、自校の危機管理を見直す意味でも有意義なものとなりました。
3 講話「学校運営における危機管理推進のポイント」
【目標】
 防災教育の視点から管理職として不測の事態に備える。また、危機が生じた場合に適切な判断ができる能力を養う。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 避難訓練の時の教職員の対応は、生徒に緊張感をもたせて取り組ませるためにも、真剣に行わなければいけないと改めて感じました。
  • 自校の実態を正しく理解するために、ハザードマップを調べたり避難場所を家庭と共有できるようにしたりしたいと思いました。
  • 緊急地震速報を用いての訓練は、本校でも行っているが、いずれも授業中だったので、今後は清掃時や校庭でも実践していきたいです。
4 講話「学校現場の危機管理」
【目標】
 管理職として、地域、保護者、関係機関等にどのように働きかけるかなど、危機管理の適切な対応の在り方について考える。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 特別対応要望書など、紙面として残すことが大切であることを改めて理解できました。管理職としての責任の重さを確認できました。
  • 具体的な例を示していただき、一連の対応の流れが分かりました。本校で整えなくてはならないことも理解できました。
  • 保護者への対応について、普段から児童、生徒、保護者との関わりを深くもって、相互の理解を図ることが大切であると分かりました。






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