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2018/09/07

平成30年度 教頭2年目研修(高等学校、特別支援学校)第2日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての深い見識と優れたリーダーシップを高めるとともに、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての実践的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成30年8月23日(木) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の2年目教頭
研修内容1 講話「カリキュラム・マネジメント」
2 講話・演習「学校評価を活用した組織の活性化」
3 講話「学校の財務」
4 研究協議「学校組織マネジメント校内実践上の課題」
講  師総合教育センター職員
研修の様子
講話
「カリキュラム・マネジメント」
講話・演習
「学校評価を活用した組織の活性化」
講話
「学校の財務」
 
研究協議
「学校組織マネジメント校内実践上の課題」
 

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
   満足度
 満足  不満足
 
研修満足度64.3%35.7%

1 講話「カリキュラム・マネジメント」

【研修の目標】
 次期学習指導要領改訂の方向性を確認し、カリキュラム・マネジメントの必要性を理解する。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 校長の学校運営方針をカリキュラムにどのように反映させればよいかを考えました。また、カリキュラムを作成するにあたり、各教科の意見や考えを総括していくための方策を考えなければならないと思いました。
  • 学校全体でより効果的に目標を達成させるため、縦、横、すべてにつながりを持たせていき、何のために実施しているかを共有する必要性が理解できました。教頭として、その意識をもってもらうためのマネジメントが必要だと考えました。
  • 全体的、総合的に広く考えすぎて不安がいっぱいでしたが、研修を通して、できるものから焦点化し、ということで、ぼんやりしていたものがはっきりすっきりとした気がしました。特別支援学校では、カリキュラムについては、今までも説明のあったカリキュラム・マネジメントに近い考え方で実施してきたので、学校での重点課題をベースに取り組めるようビジョンをもってアドバイスをしていきたいと思います。
2 講話・演習「学校評価を活用した組織の活性化」
【研修の目標】
 学校評価を実施する意義、実施上の成果と課題を理解し、学校組織の活性化に活用できる自校の学校評価の在り方について具体的に考える。

【講話・演習を通しての主な意見・感想】
  • 学校には、質の高い教育を保証することが求められています。この状況を教員間で改めて共有し、その実現に向けて何をどのように提供していくか、自ら考え出せる組織にしていきたいと思います。目標の重点化に意を用いていきたいと考えました。
  • 評価することが目的とならないように、「生徒にどのような力を付けることができたか」、「先生が元気に前向きに働けるようにする」といった学校評価を行うことが大切だと考えました。
  • 保護者や地域の方々の学校への意見や要望を知り、日常的な業務を改めて見直し、大小の改善に不断に取り組むための機会となるものにしたいと考えました。
3 講話「学校の財務」
【研修の目標】
 学校の財務を理解し、学校経営や教育活動を円滑に行うための有効かつ計画的な予算の執行について理解を深める。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 適正な処理をするために、諸規定やマニュアルを常に開き、確認をできるようにしたいと考えました。職員の活動を理解し、先々を見通した予算編成に努めたいと思います。
  • 事務長との連携を深め、特に私費については、それぞれを扱う担当教職員に対し、適正な運用がなされているかどうかを適宜確認しなくてはならないと考えました。
  • 職員室内の情報を整理し、事務室との連携を図りながら校長への情報提供に努めたいと考えました。財務に関することは、適性に行われて当然のことであることから、会計報告等の文書の精査にも十分に対応していきたいと思います。
4 研究協議「学校組織マネジメント校内実践上の課題」
【研修の目標】
 学校組織マネジメント校内実践を通して得られた成果と課題、日頃の教育活動を通して感じている管理職としての資質・能力に関する成果と課題について、共通理解を図るとともに、課題解決に向けての手段を模索する。

【研究協議を通しての主な意見・感想】
  • 他校の実践例はとても参考になるので、課題解決のため、情報交換のできる関係を築いていきたいと感じました。また、課題への気づきや解決はひとりではできないことなので、主役である教職員とともに取り組む姿勢を忘れないようにしていきたいと考えました。
  • 教職員の特性、資質など適材適所を見極められるよう日頃の観察、声かけなど、これまで以上にこまめに行う必要があると考えました。また、細かいところも記録にとって、判断の根拠材料をしっかり持っておくことも必要だと考えました。
  • 学校内を見渡し、具体的取組について、さらに取組可能な事柄を洗い出したいと思いました。自分自身も課題を焦点化し明確にしていくことで、今後の見通しがたてるのではないかと考えました。





09:53 | 専門研修1イ