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2018/09/10

平成30年度 新任教頭研修(小学校、中学校)第3日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成30年8月17日(金) 9:30~16:00
対  象小・中・義務教育学校の新任教頭
研修内容1 講話・演習「学校の現状分析と対策の検討」
2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
3 講話・演習「人材育成」
講  師株式会社HRインスティテュート常務取締役シニアコンサルタント 三坂  健 氏
県教委事務局総務課職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話・演習「学校の現状分析と対策の検討」

講話「人権教育の推進と教頭の役割」
講話・演習「人材育成」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度(職務を遂行する上で参考になりましたか)
 満足   不満足
 
研修満足度77.0%23.0%

1 講話・演習「学校の現状分析と対策の検討」
  【目標】
 自校の現状分析を通して、学校の特色や課題を把握し、学校経営計画作成に活かすための具体的な手がかりを得る。

【自校のよさを活かした学校経営や課題解決をするために参考になったことや実践してみたいことなど】

  • グループ協議を通して他校の先生方から「自校の特色づくり」につながるたくさんのヒントをいただきました。複数の目で考えることで様々なアイディアが生まれることを実感しました。自校の実践でも、多くの職員を巻き込んで取り組んでいきたいと思います。
  • SWOT分析をすることにより、自校の現状を客観的に捉えることできました。また、実効策検討シートに取組を整理することによって、何が実行可能なのかについて明確にすることができました。様々な演習を通して、今後の学校活性化につながる糸口を得ることができました。
  • 普段は、目の前の問題に対する解決策に力を注いでいますが、演習を通して、学校の強みに目を向けて特色づくりを行っていくことが、教職員の満足感につながることや問題が解消されることにつながる可能性があるということを強く実感することができました。強みに目を向けるという見方を教職員と共有したいと思います。

2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
【研修の目標】
 本県の人権教育への取組とその課題について理解し、各学校の実態に合わせた教頭としての人権教育推進の在り方を確認する。 

【自校における人権教育を推進するために取り組みたいこと】
  • 「環境が人を育てる」という面を重視し、人権が尊重された雰囲気や環境を作っていきたいと思います。その上で、人権教育主任と連携し、全教職員が教育活動全体を通じて人権を意識できるよう計画的に研修を行っていきたいと思います。
  • 定期的に、全教職員が「指導者チェックシート」をもとに指導者として心がけたいことについて確認し、日頃から人権感覚を高めていく必要性を感じました。
  • 子どもたちの人権意識を高めるためには、教職員の人権意識を高める必要があります。普段から教員同士が互いにチェックし合える関係づくりを行っていきたいと思います。

3 講話・演習「人材育成」
【研修の目標】
 人材育成を進める上で、自校の教職員集団の成長や課題改善のための方策のヒントを得る。

【参考になったことや教頭として実践してみたいことなど】
  • 「人材育成は思い込みとの戦い」という言葉が印象に残りました。この言葉を意識して、自分の固定概念で捉えずに教職員一人一人をありのままに受け止め、認めることを心がけていきたいと思います。
  • 人材育成の基本は、学級経営に相通じるものがあると思いました。職員室の担任として、居心地のよい職員室経営を行うことが人材育成につながり、よりよい学校経営の実現に結びつくのではないかと思いました。
  • 自分自身を振り返るよい機会になりました。自分の言動により、部下が変わることやポジティブに物事を考えられる教師集団になり得ることを実感することができました。学んだことをしっかりと実践していきたいと思います。






09:06 | 専門研修1イ