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2018/07/17

平成30年度 新任校長研修(高等学校、特別支援学校)第2日

| by 栃木県総合教育センター
目  的校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時平成30年7月2日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任校長
研修内容1 講話「学校における特別支援教育」
2 講話「学校の財務と事務室との連携」
3 講話「学校経営ビジョンの構築」
4 研究協議「学校経営における危機管理上の課題とその解決に向けて」
講  師県教委事務局特別支援教育室長
県立学校職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話「学校における特別支援教育」講話「学校の財務と事務室との連携」
講話「学校経営ビジョンの構築」研究協議「学校経営における危機管理上の課題とその解決に向けて」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
 満足  不満足
 
研修満足度84.6%15.4%

1 講話「学校における特別支援教育」
【目標】
 特別支援教育に関する学校内外の指導体制や環境の整備、人材育成などについて理解をするとともに、自校での取組への意欲をもつ。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 一人の生徒が幼稚園から高校、さらには進学、就職先まで、合理的配慮を含む支援情報を引き継ぎ、一貫した支援をしていくことの重要性を再認識しました。組織で対応できるよう体制を整えていきたいと思います。
  • 以前に比べ、教職員の特別支援教育に対する理解は少しずつ深まってきていますが、児童生徒の障害の程度も多様化しており、今後どのような体制のもとでどのような対応をすべきか不安もあります。まずは、校内支援体制の見直しや整備を行いつつ、校内事例研究会や外部講師を招いての研修会などを通し、全校的組織的な体制づくりに向けた意識高揚や人材の育成等に努めていきたいと思います。
  • 障害のある生徒が安心して学校生活が送れるように合理的配慮を提供することに加えて、周囲の生徒たちが障害のある生徒と関わり合う中で、共に生きていく力を育むことができるよう取り組んでいきたいと思います。
2 講話「学校の財務と事務室との連携」
【目標】
 事務室の業務、学校特有の財務について理解するとともに、事務室との連携の重要性を再確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 役割の多様さを理解した上で、勤務時間への配慮や処理事項に対する早期の相談や打合せが大切であり、中でも特に計画性が必要であると感じました。
  • 事務長との情報の共有を密にするとともに、事務職員の健康や仕事上の悩み等を聞く機会を積極的に作ることを大切にしたいと思います。
  • 学校の教育活動全体を見渡す事務室の視点を大切にすることが重要であると思いました。
3 講話「学校経営ビジョンの構築」
【目標】
 自校の学校経営ビジョンを明確にし、実効策を模索する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • これまでに示したビジョンで特に不足しているのは、期限を明確にしていないところであり、まずは、期限が定められるものは提示したいと思いました。先生方のモチベーションを上げることができるよう再度働きかけをしていこうと思います。
  • 今年度の学校経営方針を教職員に十分理解してもらえるよう、職員会議、各学校行事等の機会に説明し続けたいと思います。
  • 今年度当初に提示した学校経営計画を見直し、必要があれば修正を加えるために、分掌部長等とのヒアリングを定期的に行っていきたいと思います。
4 研究協議「学校経営における危機管理上の課題とその解決に向けて」
【目標】
 学校経営ビジョンの実現に向けた危機管理上の課題について共通理解を図るとともに、校長として的確な学校経営の手法を模索する。

【研究協議を通しての主な意見・感想】
  • 校内において、危機管理に関する情報共有及び共通理解を図りつつ、組織的な取組を行うことが重要であると感じました。あらゆる機会をみて、繰り返し周知徹底に努めていきたいと思います。
  • 学年主任を中心とした人材育成に取り組みたいと思います。また、学年主任同士で共通理解を図れるように工夫しながら校長のビジョンの共有なども学校全体でできるようにしたいと思います。
  • 部長や学年主任等からの報告、新任者の研修の報告などの場を利用し、組織の中でのリーダーとなる教職員に話をすることにより、自覚を生み出すとともに、人材育成という視点を新たに加えていきたいと思います。





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