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2018/06/22

平成30年度 教頭2年目研修(高等学校、特別支援学校)第1日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての深い見識と優れたリーダーシップを高めるとともに、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての実践的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成30年6月4日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の教頭経験2年目に該当する者
研修内容1 講話「特別支援教育の充実に向けて」
2 講話・演習「学校運営における危機管理推進のポイント-危機管理体制の確立のために-」
3 講話「学校運営における危機管理推進のポイント-防災の視点から-」
4 講話「教職員のメンタルヘルス」
講  師宇都宮地方気象台職員
医療関係機関等職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話
「特別支援教育の充実に向けて」
講話・演習
「学校運営における危機管理推進のポイント
-危機管理体制の確立のために-」
講話
「学校運営における危機管理推進のポイント
-防災の視点から-」
 
講話
「教職員のメンタルヘルス」
 

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
   満足度
 満足  不満足
 
研修満足度73.1%26.9%

1 講話「特別支援教育の充実に向けて」

【研修の目標】
 高等学校における特別支援教育について理解するとともに、地域や学校の実態等を考慮し、特別支援教育コーディネーターを中心とした組織的な特別支援教育の在り方や特別支援教育を推進する上での管理職の役割を理解する。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 様々な課題を抱えている生徒が多数いる中、まずは情報の整理と共有に努めたいと思います。スクールカウンセラーなどとの連携を図り、有効な手立てを考えていきたいと思います。
  • 組織の再確認をすすめるとともに、上級学校への引き継ぎなどへの準備をしていきます。また、中学校からの引き継ぎのない生徒への対応についても、具体的な話合いをさらに進めていこうと思います。
  • ケース会議を開き、関係教職員の間で該当児童生徒についての共通理解を図り、連携の体制を整えることにまず努めたいと考えました。
2 講話・演習「学校運営における危機管理推進のポイント-危機管理体制の確立のために-」
【研修の目標】
 危機管理の実践的なポイントを理解し、教職員の危機意識の向上や自校の危機管理体制の構築のヒントを得るとともに方策を考える。

【講話・演習を通しての主な意見・感想】
  • リスクマップを職員で作り、リスクの洗い出し等を行うとともに、対応策の優先順位を考えていきたいと思います。職場の弱みの共通理解を図り、マニュアルのチェックリストを作り、「おやっ」と言える職場環境作りを心がけたいと思います。
  • 年間を通した「学校経営目標」に重要項目として危機管理に対する内容を取り入れたいと思います。そのことで、教職員全員の意識を高めたいと思います。
  • 他校で起きた案件でも「私事感」として、全教員が共通した意識をもって取り組んでいけるような環境を作っていきたいと考えています。特に、新聞記事等については、切り抜きを掲示する等、周知に努めていきたいと思います。
3 講話「学校運営における危機管理推進のポイント-防災の視点から-」
【研修の目標】
 防災に着目した危機管理について理解したうえで、管理職として不測の事態に備える。また、危機が生じた場合に適切な判断ができる能力を養う。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 学校周辺や通学圏で起こりうる災害について、市町から出ている災害マップを入手して把握する必要があると思いました。
  • 気象庁が発信する情報に対して常に敏感になり、早めに対応等を検討し組織的に動けるような心構えを教職員の間につくっていきたいと考えました。
  • 今まで以上に情報に敏感になること、学校の備蓄の状況の確認をすること、教職員や生徒に対しての防災への意識や備えに関しての情報提供に努めたいと思います。
4 講話「教職員のメンタルヘルス」
【研修の目標】
 職場における教職員のメンタルヘルスについて理解を深め、管理職としての必要な知識を身に付ける。

【講話を通しての主な意見・感想】
  • 教職員のメンタルヘルスは、学校現場の最も重要な課題だと感じています。今日の講話では、「聴く」ことの大切さを改めて認識することができました。教職員の声に耳を傾けたいと思います。
  • 安全配慮義務やうつ病の性質についての基本的なことが理解できました。職場の職員をよく「見る」話をよく「聴く」ことの重要性を再認識できましたので、実行していきたいと思います。
  • 教職員のメンタルヘルスの問題は、条件が重なれば誰でも抱えることになる恐れがあります。職場を超えたことが原因となることもあります。プライバシーには十分配慮しながら、仕事上のことも、そしてある程度家庭のことも弱音が言える職員室にできればと思いました。





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