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2020/10/26

令和2(2020)年度 国語専門研修(高)・数学専門研修(高)

| by 栃木県総合教育センター
目  的国の教育改革の動向を踏まえ、教科等横断的な視点に立った資質・能力について考えるとともに、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善について考えることを通して、指導力の向上を図る。
日  時令和2(2020)年10月16日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校(高等部)の国語科・数学科を担当している教員
研修内容講話・演習「教科等横断的な視点に立った資質・能力とは
       ~カリキュラム・マネジメントの視点から~」
講話・演習「計量テキスト分析を用いたアンケートの自由記述の分析について」
研究協議「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」
講  師総合教育センター職員
研修の様子

受講者の声
  • 様々な文章を速く正確に読むことが求められていると、あらためて感じました。国語は扱う教材によって、教科等横断的な視点からの取組が実現しやすいと考えています。生徒につながりを気付かせる工夫をしていきたいと思いました。
  • ICTを利用しなければならないではなく、指導を効果的に行うための手段の一つとして捉えようと、考えを変えることができました。「変化に対応する力」は、教員自身にも求められるということを忘れずに、自分自身も学んでいきたいと思いました。
  • 面白いソフトの存在を知ることができました。「データ(文章)から多くの事実を発見できるか」ということを課題として、時間をかけて研究してみたいと思いました。
  • 授業でどのような力を伸ばすのか、なぜその教材を用いるのか、なぜその力を育成するのかなど、一つ一つに意味があり、それを考える必要があると思いました。他校の先生との授業づくりは有意義で、今後の参考になりました。
  • ICT環境が整いつつある中で、教師自身のスキル向上が重要だと思いました。授業を組み立てるにあたって、子どもたちにどのようにICT機器を活用させるか、何を目指すのか、何を取捨選択していくかといったことが大切になると思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 今年度は、初めて国語科と数学科での合同研修という試みを行いました。今回の研修の出発点は、新学習指導要領の実施を見据え、教科等横断的な取組の一つを専門研修で行ってみようという思いからです。協議では「数学科としては・・・」「国語科では・・・」と意見交換がされていました。Zoomの接続がスムーズでなく苦戦しましが、新鮮な協議になったのではないかと感じています。
 午後は、教科に分かれて研究協議を行いました。国語科では単元づくりを行いました。教材を決めず、育成を目指す資質・能力から単元を構想し、教材を決定していくという流れにしましたが、活発な協議が行われていました。数学科では、県立学校にタブレットが配置されることから、ICTの効果的な活用について協議しました。生徒の資質・能力を育成するための手立てとして、どのような活用方法が有効なのか、教材研究を深めていくきっかけとなりました。


11:32 | 専門研修2