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2020/11/26

令和2(2020)年度 保健体育門研修

| by 栃木県総合教育センター
目  的新学習指導要領の趣旨を踏まえ、体育における効果的な指導法を身に付け、授業力の向上を図る。
日  時令和2(2020)年11月 9日(月) 9:30~16:00
対  象体育科、保健体育科を担当する教員
研修内容1 講話「体育における主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」
2 演習「体育の授業づくり」
講  師宇都宮大学共同教育学部 講師 石塚 諭 氏
研修の様子


受講者の声
  • 今まで自分が行ってきた授業内容や方法を根底から見直すきっかけとなりました。こうあるべきという固定概念を捨て、自由な発想を持つことが必要であると感じました。子どもたちが自ら課題を考え、解決していく形こそ、おもしろさを味わうことができると思います。工夫次第で子どもたちの学びは無限に広がると思うので、ぜひすぐに実践していきたいです。
  • 技能の習得に走りがちでしたが、今回の講話で「トレーニング」から「ラーニング」へと意識を変えていこうと思いました。
  • 簡単な遊び(六むし:鬼達が投げるボールを避けながら、2つの円の間を6往復する遊び)からベースボール型運動へ少しずつ活動が変わっていく中で、子どもが思考する場面があり、勉強になりました。ルール等で不具合があった時は、こちらからルールを提示するのでなく、子どもに考えさせるということも、今後、実践していきたいと思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 体育における新学習指導要領で求められている育成すべき資質・能力について理解するとともに、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善について、考えを深めていただきました。授業づくりの演習では、授業の導入で実施できる教材をワークショップで共有し、縄跳びの学習意欲を高めるアプローチ法や、伝承遊びである「六むし」から子どもたちの学習意欲を維持しつつ、ベールボール型へと発展させていく学習法を体験していただきました。受講された先生方には、講話・演習の内容について、すぐに活かせる「教材」として捉えるだけでなく、今回の研修を包括している考え方を様々な運動領域・種目に応用させ、教材研究に繋げていただきたいと思います。


09:42 | 専門研修2