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2021/06/28

令和3(2021)年度 教頭2年目研修(高等学校、特別支援学校)第1日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての深い見識と優れたリーダーシップを高めるとともに、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての実践的な資質・能力の向上を図る。
日  時令和3(2021)年6月17日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の教頭経験2年目に該当する者
研修内容1 講話「学校の財務」
2 講話「教職員のメンタルヘルス」
3 講話「特別支援教育の充実に向けて」
4 講話・演習「学校運営における危機管理推進のポイント-危機管理体制の確立のために-」
講  師医療関係機関等職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話「学校の財務」
講話「教職員のメンタルヘルス」
講話「特別支援教育の充実に向けて」
講話・演習「学校運営における危機管理推進のポイント~危機管理体制の確立のために~」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
 満足  不満足
 
満足度97.1%2.9%


1 講話「学校の財務」
  【研修の目標】
 学校の財務を理解し、学校経営や教育活動を円滑に行うための有効かつ計画的な予算の執行について理解を深める。

【講話を通しての主な意見・感想】


  • 日頃から自分の判断基準をもち、校務に臨みたいです。また、費用対効果を考えながら先生方のモチベーションを下げないよう調整していきたいです。
  • 予算の執行に当たっては、いつでも説明ができるよう根拠を明確にするとともに、しっかりと記録を残すことの重要性を周知したいと思いました。
  • 実際の事例を紹介していただき、大変参考になりました。個々の対応について、状況を把握し、校長、事務長、関係機関と相談していきたいです。

2 講話「教職員のメンタルヘルス」
  【研修の目標】
職場における教職員のメンタルヘルスについて理解を深め、管理職としての必要な知識を身に付ける。

【講話を通しての主な意見・感想】


  • 教職員のメンタルヘルスに関わる課題や現状を理解することができました。職場環境の把握と改善をはかるために、より職員の話に耳を傾け、勤務の様子を把握しながらメンタル不調の未然防止に努めていきたいです。
  • 教職員のメンタルを維持する立場として、講話の内容を参考にしていきたいです。日頃から教職員を観察することの重要性を再認識できました。
  • ストレスの要因は様々であり、表面化されにくいので、教職員とのコミュニケーションにより一人ひとりの状態把握に努め、風通しの良い働きやすい職場を目指していきたいです。

3 講話「特別支援教育の充実に向けて」
  【研修の目標】
 高等学校における特別支援教育について理解するとともに、地域や学校の実態等を考慮し、特別支援教育コーディネーターを中心とした組織的な特別支援教育の在り方や特別支援教育を推進する上での管理職の役割を理解する。

【講話を通しての主な意見・感想】


  • 特別支援教育について全教職員の共通理解を図りたいと思います。その上で、特別支援教育コーディネーターを中心に、今以上にケース会議を充実させていきたいです。
  • 「特別でない特別支援教育を」ということを、学校全体の教職員で意識して、授業や校務に取り組む体制、組織作りが必要だと感じました。
  • 障壁を取り除く(=合理的配慮)ための合意形成がなせるよう、担任、本人、保護者、特別支援教育担当者、管理職が十分話し合えるような場を設定していきたいと思いました。

4 講話・演習「学校運営における危機管理推進のポイント~危機管理体制の確立のために~」
  【研修の目標】
 危機管理の実践的なポイントを理解し、教職員の危機意識の向上や自校の危機管理体制の構築のヒントを得るとともに方策を考える。

【講話・演習を通しての主な意見・感想】


  • 教職員一人ひとりの危機管理意識を高めるための手立てとして、校内研修の充実を図りたいと思いました。また、校内に存在するマニュアルの数々を整理し、教職員が初動で適切に対応できるダイジェスト版の作成を試みたいです。
  • 危機意識が全教職員に浸透し、自ら判断し生徒を安全な方向に導くことができるようになる必要があると感じました。そのためにも、些細なことでも気付いたら共有する意識を高めていきたいです。
  • 全教職員がいざという時に、管理職と同じ判断を下すことができるよう、全教職員に周知する研修を実施していきたいと思いました。






09:17 | 専門研修1イ