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2021/07/29

令和3(2021)年度 新任校長研修(高等学校、特別支援学校)第2日

| by 栃木県総合教育センター
目  的校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時令和3(2021)年7月2日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任校長
研修内容1 説明「栃木県教育振興基本計画2025」
2 講話「学校における特別支援教育」
3 講話「学校の財務と事務室との連携」
4 講話「学校経営ビジョンの構築」
5 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
講  師県立学校職員
県教委事務局総務課職員
県教委事務局特別支援教育室長
総合教育センター職員
研修の様子
説明「栃木県教育振興基本計画2025」
講話「学校における特別支援教育」
講話「学校の財務と事務室の連携」
講話「学校経営ビジョンの構築」
研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
閉講あいさつ

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
  ①本日の研修は、ご自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
 そう思う  そう思わない
 
満足度93.8%6.2%


1 講話「学校における特別支援教育」
  【目標】
 特別支援教育に関する学校内外の指導体制や環境の整備、人材育成などについて理解するとともに、自校での取組への意欲をもつ。

【講話を聞いての主な意見・感想】


  • 学校全体で支援する体制を整え、教員が個別に対応するのではなく、より組織的に教育活動に取り組む必要があると感じました。今後は配慮の必要な生徒について共有した情報をもとに各教科で実践した好事例を収集し、より有効な手立てを教職員全体で考え、その生徒にとって最適な教育を提供するよう努めたいと思います。
  • 特別支援学校として、全教職員の専門性の向上は必須であると考えます。校内外での研修への参加やOJTを進めていきたいと思います。特にICTを活用した指導・支援について研究する必要があると感じました。

2 講話「学校の財務と事務室の連携」
  【目標】
事務室の業務、学校特有の財務について理解するとともに、事務室との連携の重要性を再確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】


  • 事務長をはじめとする事務職員について、立場や職務内容、考え方等を知ることが重要だと感じました。学校の常識は非常識と言われることが多いですが、学校の常識を事務職員に説明するとともに、事務室から見た学校や教員への違和感を聞くことも大切だと思いました。
  • 事務職員の方々は知事部局等で様々な経験をされており、教員が気付かない視点で助言をしてくださっています。常に事務室との風通しを良くし、お互いに考えていることを共有していくことが大切だと思いました。

3 講話「学校経営ビジョンの構築」
  【目標】
 自校の学校経営ビジョンを明確にし、実効策を模索する。

【講話を聞いての主な意見・感想】


  • 学校経営ビジョンのもつ意義について、改めて気付きの多い講話でした。これからは働き方改革との関連や教員のモチベーション向上との関連を意識しながら、ビジョンの具現化に取り組んでいきたいと思います。
  • こうしたいという目標を具体的に見える化しないと、教職員を動かすことは難しいと改めて感じました。教職員のベクトルをそろえ、個と集団の特徴を捉えながら、学校組織マネジメントを進めていきたいと思います。

4 研究協議「学校経営上の課題とその解決に向けて」
  【目標】
 学校のビジョンとそれを実現するために工夫している点や課題、さらに、その他の学校経営上の課題について共通理解を図るとともに、校長としての的確な学校経営の手法を模索する。

【研究協議を通しての主な意見・感想】


  • 協議の中で話題となった学校経営方針の「中間確認」を7月の職員会議等を通して実践してみようと思いました。また、指導員の先生の御指導にあった「心理的安全性」や「人に気持ちよく働いてもらう」という視点は、日頃考えていたことと同じであったので、引き続き意識して学校経営に臨みたいと思いました。
  • 学校経営方針の周知・理解について、教職員には当初面談などを通して浸透してきていると思いますが、児童生徒や保護者への周知については、あまり考えていませんでした。HPや学校だよりを使って発信していき、校長が何を考えているかも伝えていきたいと思います。






09:17 | 専門研修1イ