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2022/05/11

令和4(2022)年度 新任校長研修(高等学校、特別支援学校)第1日

| by 栃木県総合教育センター
目  的校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、校長としての資質の向上を図る。
日  時令和4(2022)年 4月26日(火) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任校長
研修内容1 講話「新任校長への期待」
2 講話「人権教育の推進と校長の役割」
3 講話「校長の使命と職務」
4 講話「学校経営に関する諸課題 -指導関係-」
5 講話「学校経営に関する諸課題 -服務関係-」
講  師県教委事務局教育次長
県教委事務局総務課人権教育室長
県教委事務局高校教育課人事担当課長補佐
県教委事務局高校教育課指導担当副主幹
総合教育センター職員
研修の様子
講話「新任校長への期待」
講話「校長の使命と職務」
講話「学校経営に関する諸課題-指導関係-」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度・活用度
①本日の研修は、ご自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
 そう思う  そう思わない
 
満足度87.4%6.3%6.3%


1 講話「新任校長への期待」
  【目標】
 本県教育の今日的課題を再確認するとともに、校長としての心構えについて理解し、管理職としての意識を高める。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 一人一人の教職員が、学校の教育目標のどの部分を担っているかを具体的に理解し、それぞれが自らの行動目標として生徒に対してどのような働きかけをしていくかを明確に自覚して生徒と向き合うことができるよう努めたいと思います。
  • 学校の全ての生徒、保護者、教職員とかかわっていく意識をしっかりともたなければという思いが強くなりました。教職員の意見や、これまでの学校のやり方を尊重しながらも、最高責任者として必要な判断や指示を迷いなく実行する覚悟をもって職務に臨みたいと思います。

2 講話「人権教育の推進と校長の役割」
  【目標】
学校における人権教育の推進について理解を深め、学校運営の責任者として果たすべき役割や在り方を理解することができる。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 教職員に対しては、生徒一人一人を大切に、個性を尊重した指導をするよう求め、校長として生徒はもとより教職員も一人一人を大切にし、人権を尊重した学校経営を行いたいと思います。
  • 人権教育の果たす役割が幅広く重要であることを痛感しました。また、性的少数者や新型コロナウィルス感染症などの新たな課題について、積極的に取り組んでいきたいです。

3 講話「校長の使命と職務」
  【目標】
 具体的な事例に基づき、明確な経営方針の設定方法や学校経営の在り方、教育課程の編成やその運用におけるリーダーシップの在り方、教職員評価制度に基づく人材育成や服務の管理、危機管理、保護者対応などについての理解を深め、校長としての役割を理解することができる。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 判断力や決断力を確かなものにするため、根拠となる情報収集に日々努め、可能な限り事前に予測できることは考えをめぐらせ、能力や感覚をみがき、発する言葉に責任をもつことを目指します。
  • 現状認識、ビジョンの明確化、情報の共有化、多様性の確保と一体感を意識し、教職員とともに、模索、試行錯誤ありきで自分なりのリーダーシップを発揮していきたいと思います。

4 講話「学校経営に関する諸課題-指導関係-」
  【目標】
 高校教育課所管事項について、これまでの本県の教育改革への取組と課題、今後の本県における指導関係の取組と課題について理解し、学校経営方針の構築に生かすことができる。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 教育をめぐる状況がここ数年で著しく変化し、様々なことに並行して取り組むことが求められる中で、学校経営方針の方向性の確立に非常に役立つ情報を得ることができました。
  • 本県教育の現状を踏まえて本校の現状のSWOT分析を行い、教職員に周知し共通理解を図りたいと思います。また、目標から現状を差し引いたものが、現在の本校の課題となるので、SWOT分析の結果等を考察しながら、学校経営に取り組んでいきたいと思います。

5 講話「学校経営に関する諸課題-服務関係-」
  【目標】
 校長の職務、人事・服務、危機管理、教職員評価制度等についての理解を深め、人材育成、人事管理、服務管理、危機管理における校長としての資質の向上を図る。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 本校は若い教職員が多く、人材の育成や校内人事のほか、生徒・保護者対応などに課題が多いと感じています。まずは、学校に起こり得る危機を共有したり、対策を話し合わせたりする中で、個人の価値観や考え方などを理解するように努めたいと思います。
  • まずは、人材育成や服務管理の観点から、当初面談のやり方を工夫したり、授業見学を行い教職員の授業や生徒への指導の様子から情報を収集したりして、教職員の能力や適性などを把握することに努めたいと思います。






13:31 | 専門研修1イ