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令和6年度修学旅行 3日目

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本日は待ちに待った班別行動の日。生徒たちは、それぞれが心に描いていた場所へと足を運び、自分だけの旅路を歩みました。班の数は実に63。多くの選択肢の中から興味と関心に基づいて目的地を選び、自由な旅のひとときを楽しむことができました。

 

京都の街を歩く中で、多くの女子生徒たちがレンタル着物を楽しみました。色とりどりの着物に身を包み、伝統的な街並みを背景に写真を撮る姿は、まるで時代を超えたかのような美しさがありました。特に祇園の石畳を着物姿で歩く体験は、日本の歴史と文化を感じる素晴らしい瞬間でした。

多くの班が選んだ行先のひとつは、古都・京都。秋の澄みきった空気が漂い、薄っすら色づき始めた紅葉が境内を彩る中、その歴史と文化に触れることができました。そこから望む景色は、眼下に広がる京都市街や遠くにそびえる山々の絶景が広がり、まさに息をのむ美しさでした。青空の下、木々が赤や黄色に染まり始めており、季節の移ろいを肌で感じることができました。

また、社の鳥居をくぐり抜け、参道を一歩一歩を踏みしめるたびに、京都の奥深い歴史に触れることができました。
境内を取り囲む木々の間から差し込む光が、秋の京都ならではの幻想的な風景を描き出していました。

旅の楽しみは訪れる場所だけでなく、そこで味わう食べ物にもあります。京都の名物料理も、この旅を豊かにしてくれました。各寺社を訪れた後には、周辺の茶屋でいただいた抹茶パフェや、香ばしい湯豆腐が格別でした。濃厚な抹茶アイスに白玉やあんこが添えられた和スイーツは甘さ控えめで、疲れた体を優しく癒してくれます。

錦市場では、地元の名物を食べ歩きすることも楽しみのひとつでした。香ばしい焼き栗や、ふわふわのだし巻き卵、そして八つ橋の試食。京都の味を少しずつ楽しみながら歩く時間は、観光とはまた違う「味覚の旅」でした。

それぞれの場所で出会う景色や人々、そして食べ物が新たな視点で世界を見るきっかけを与えてくれました。自由に選び、感じ、味わうことのできるこの幸せ。目と舌の両方を楽しませてくれた一日でした。

 

楽しかった一日が終わり、今宵は心と体が満たされたまま、静かに夢の世界へと誘われます。月明かりが優しく照らす部屋の中で、満足感に包まれ、秋の夜の穏やかさを感じながら、ふわりとまどろんでいきます。

 

そして、旅の締めくくりとなる最終日の明日の朝。目を覚ます頃には、今日までの体験を振り返り、心躍る思い出の一ページをめくるように新たな一日を迎えたいと思います。この旅が生徒たちの心に深く刻まれ、成長の糧となることを信じて。