令和6年度修学旅行 1日目
令和6年度、宇都宮中央高校の修学旅行の初日。穏やかな朝日に包まれ元気に出発致しました。
東京からは修学旅行専用列車で快適に仲間と和気あいあいと楽しみながら無事に広島に到着。広島は生憎雨天でしたが、心と体は快晴そのもの。
そして修学旅行の旅は歴史と自然が織りなす美しい景色の厳島と厳島神社の訪問から始まりました。
厳島は、日本三奇襲戦の舞台として名を馳せた厳島合戦の地でもあり、1555年10月に毛利と陶が激闘を繰り広げた場所です。
(残るは桶狭間の合戦、河越城の合戦)
フェリーに乗船し、普段感じることのない潮風と海の香りを全身に浴びながら厳島に到着。
そこで出迎えてくれたのは、優雅に歩く鹿たち。浜育ちの鹿は、どことなく栃木の鹿と違って見えます。
今は鹿に餌を与えることは禁止されているため、ルールを守って楽しみました。
厳島神社は、推古天皇の御代593年に創建された由緒ある神社で、平清盛をはじめとする平家一門からも深く崇敬されてきました。
その美しい姿は、平成8年にユネスコ世界文化遺産に登録され、日本三景の一つとして世界にその名を馳せています。
また厳島神社は八の数にこだわって造られているなどの説明を受け、その歴史を感じながら、厳かな雰囲気に包まれました。
私たちが特に感動したのは、令和の大改修を経て2022年に生まれ変わった大鳥居です。
鮮やかな色合いが蘇り、その存在感は圧倒的。主柱には陰陽道の影響を受けたといわれる日光と月光の飾金具があり、額は沖側に厳島神社、神社側は伊都岐島神社と記されているなど、海に雄々しくそびえ立つ姿と景色は心に刻まれる瞬間となりました。
また厳島には明日訪れる平和公園の平和のともしびの種火になっている霊火堂がありました。
公衆トイレの扉は鹿戸と呼ばれているそうで、鹿の侵入を防ぐため引き戸になっていたところも驚きでした。
旅の終わりには、ヒルトンホテル広島で旅装を解き、仲間たちと共に食事を楽しみながら思い出を語り合いました。
歴史と自然に触れたこの修学旅行は、私たちの心に永遠に残る素晴らしい経験となりました。
この素晴らしい体験を通じて、地元栃木の歴史や文化を大切にしながら、色々な場所を訪れたいと思います。