蝙蝠との遭遇

先日,校庭横の外トイレで思いもよらない隣人に出会いました。


幼いコウモリです。体長は5cm程度と小さく,かわいらしいです。

ドラキュラの遣いとして描かれることも多く,吸血のイメージの強いコウモリですが,ほとんどの種は血を吸いません。昆虫や果物を食べることで生活しています。

飛んでいる姿こそ恐ろしさもありますが,こうして昼間に休んでいる姿はかわいらしさがあるとは思いませんか?

 


コウモリは我々人間と同じ仲間である哺乳類です。

体の左右にある突起は人間でいう親指にあたる部分です。残りの4本は飛膜と呼ばれる翼を広げるために進化していて,指としての機能は失われています。

飛膜を持つ哺乳類は他にモモンガ・ムササビ・ヒヨケザルなどがいますが,どれも滑空に用いるだけです。しかしコウモリは鳥類に匹敵する飛行能力を持ち,空中で獲物を捕らえることが出来るほどです。

 

空中で獲物を捕らえることが出来るのは,もう一つの特筆すべき能力「超音波ソナー」による探知能力のおかげでもあるのですが,ここからはぜひ調べてみてください。

身近な生き物のご紹介でした。