校長室から

2018年12月の記事一覧

健康の森以前の話 その2

 本校が所在している「とちぎ健康の森」は、平成8年「国立療養所宇都宮病院」の跡地に整備されました。この病院は昭和4年(1929年)に設立された結核療養所で、平成5年(1993年)に閉院となりました。通称“宇療”と呼ばれたこの療養所について紹介しましょう。


 この絵は昭和31年(1959年)当時の宇療を描いたものです。平屋の病棟がいくつか並んでいます。
 絵の上方右側の黄色い扇型の一角は野球場です。野球場からまっすぐ下に伸びている線は療養所の敷地外まで続いている道路で、現在の丸池とテニスコートの間にある歩道です。



 この航空写真は1993年ごろ撮影されたもので、写真の上が北です。左側に関東バス駒生営業所が見えます。病棟はほとんど建て替えられています。
 右側に野球場が見えます。ちょっと分かりづらいですが、写真の下方に現在の湿性花園も池として見えます。現在ある丸池はありませんでした。
(現在の健康の森 ↓)


 いかかでしたか?現在の健康の森とかなり違っていますが、残っているものもあるようです。

 閉院となった病院の資料はほとんど残されていません。もし宇療についての資料などをお持ちの方や当時のことをご存知の方は、ぜひ情報をわかくさ特別支援学校までお寄せください。
 続きはまた次回に。