調査研究
- 情報モラル指導資料
- ネット社会における安全指導資料
~子どもたちがネットトラブルにあわないために~ - 3 ホンネで語り情報化社会を学ぼう
(構成的グループエンカウンターの手法で)
- 事例5.脱法ドラッグって何ですか?
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- ねらい
脱法(だっぽう)ドラッグ等の薬物の危険性や、インターネットの普及で身近に忍び寄っている怖さについて理解させます。
- 活動内容
- アンケート
- ロールプレイ
- インタビュー
- 準備するもの
- 筆記用具
- アンケート
- ワークシート
- 実施する時間
- 学級活動
- ホームルーム活動
- 保健などの関連する教材を扱う授業
- 指導のポイント
- アロマや芳香剤(ほうこうざい)として販売されているものの中には、薬物と同じ症状が現れ、身体にとても危険なものがあることを理解させる。
- Web教材やビデオ教材を使って、薬物の怖さを実感させる。
- 脱法ドラッグや合法ドラッグは身近に存在し、友達に誘われたり興味本位で始めてしまうおそれが高く、とても危険であることを理解させる。
- 指導展開例
学習活動 時間 留意点 〈インストラクション〉
「脱法ドラッグって何ですか?」の活動の流れを示す。2分 活動の趣旨を理解させる。 〈エクササイズⅠ〉
脱法ドラッグに関する簡単なアンケートを実施する。5分 配付資料(ワークシート)「脱法ドラッグに関するアンケート」 〈エクササイズⅡ〉
誘う役、誘われる役に分かれてロールプレイを行う。
シチュエーションをいろいろ変えてみる。
いくつかのペアで実施する。30分 場合によっては教師が誘う役を演じる。その場合は、圧力をかけすぎないように注意する。
< 問いかけ例>
「やせる薬あるんだけどどう」
「気持ちよくなれるよ」
「俺も使っているけど、こんなに元気だぜ」
「合法ドラッグだから大丈夫だよ」
「先輩の言うことが聞けないのかよ」〈シェアリング〉
誘う役、誘われる役それぞれの感想を発表する20分 誘う役、誘われる役それぞれの感想をみんなで共有することが大切であることを理解させる。
- アンケートの質問項目は、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課でまとめた 「薬物に対する意識等調査報告書」(平成14年3月)(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/06/020605.htm)を参考にしています。
- 指導展開のアレンジ例
- ビデオ視聴を取り入れる場合
(1) エクササイズⅡで、ロールプレイをさせる代わりに、薬物乱用啓発ビデオを視聴させる。
※ 薬物乱用啓発ビデオについては、東京都福祉保険局のページに一覧としてまとめてあります。(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/minamitama/kikaku/pdf/bideo.pdf)
(2) ビデオ視聴後、何人かに感想を述べさせて、配付資料(ワークシート)「薬物の恐ろしさ」を使って、薬物の恐ろしさを再確認させるとともに、薬物に関する事件や事故を防ぐために大切なことを考えさせる。
- クイズを取り入れる場合
(1) エクササイズⅡで、ロールプレイの代わりに、配付資料(ワークシート)「薬物クイズ」に取り組ませる。
(2) クイズの後、以下のホームページなどにシミュレーションや解説が掲載されているので、それを使って解説してもよい。
※ 薬物乱用防止教育(日本学校保健会)ホームページ
(http://www.hokenkai.or.jp/3/3-1/3-1.html)
※ 薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」(麻薬・覚せい剤乱用防止センター)ホームページ
(http://www.dapc.or.jp/index.htm)