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平成18年度 栃木県教育研究発表大会 学級経営部会 概要

発達課題を指標とした学級経営の在り方

 

大田原市立両郷中央小学校 正津 利江

 社会情勢の大幅な変化に伴い、子どもたちの生活や保護者の考え方は大きく変容してきた。そのひずみの中で、不登校児や保健室登校児が急増し、その芽を持つと思われる児童生徒も年々増えてきている。そこで、子どもがどの部分でバランスを欠いているのかを明確に把握するために、栃木県教育委員会から出された「発達課題を踏まえた判断力の育成」の中で提示されている、6つの項目(表現・共感・想像・適応・耐性・規範)に分類された「発達課題」を指標として取り入れ、具体的な支援方法を考え実践した。クラスの実態を分析し、個に対する支援、個を支える基盤としての学級全体に対する支援を考えるにあたっては、特別な手法を取り入れるのではなく、あくまでも日常できそうなものに工夫を加えて、これまでの活動の中で発展させ取り組むことにした。また、平成18年度には、発達課題の考え方を踏まえながら、人間関係を構築する能力を育成するための具体的な観点として、県教委から9観点(自己理解・他者理解・共感性・協調性・適応力・規範意識・表現力・コミュニケーション能力・問題解決能力)が設定された。日々の活動に照らし合わせた児童理解の方法と、一人一人に自信を持たせるための支援について紹介したい。

 

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