平成18年度 栃木県教育研究発表大会 健康教育部会 概要
岩舟町における食に関する指導の推進
~望ましい食の習慣化をめざして~
岩舟町立岩舟中学校 麻生 和枝
岩舟町立岩舟中学校 橋本 順子
岩舟町では、小学校4校と中学校1校が連携をとりながら食に関する指導を進めてきた。平成17、18年度に食育推進事業を受けたことを機に、食生活実態調査を実施した結果、栄養の偏り、食習慣の乱れなど懸念される状況が明らかになった。また、食生活が児童生徒の健康に影響していることもわかった。そこで、食事のとりかた、家庭の食生活に対する自覚、生活習慣などを見直す必要性が生じた。
学校における食に関する指導とともに、家庭や地域との連携の中で子どもたちに食に関する実践力を身に付けさせたいと考え、「楽しい食事ではぐくむ未来」~望ましい食の習慣化をめざして~という主題を設定し、次の3つの柱を目標に食育を推進してきた。
(1)栄養のバランス:正しい食事のしかたを知識として習得し、実感し、実践につなげる。
(2)生活のリズム:将来にわたり健康を維持するため、よい習慣を積み重ねていく。
(3)楽しい食事:食に対する喜びや楽しみや感謝の念を実感できるように、さまざまな体験をする。