平成18年度栃木県教育研究発表大会 学習指導部会(中学校・高校分科会)理科概要
科学的な見方や考え方を養う理科指導の工夫改善
~見えない力を見つける・表す能力の育成を目指して~
那須塩原市立西那須野中学校 片股 朗
子供たちを取り巻く現在の社会は、ものの豊かさを享受する中で、身のまわりの事象についてあまり考えなくても生活できてしまうような状況にあると思われる。このような状況においては、目に見えないものの仕組みや規則性について観察しようとする興味や考えようとする態度は育ちにくいと推察される。
本研究では、1年生の力学分野を取り上げ、生徒に身のまわりや自然の事象に目を向けさせ、表面的には見えにくい原理や規則性に対して、実感をもってとらえさせる授業の工夫と改善について、以下の項目で発表する。
(1)生徒の科学的な概念形成の把握
(2)指導方法及び観察、実験の工夫
① 概念形成を指導・支援する考え方
② 観察、実験、教材の工夫
(3)評価と今後の課題