平成18年度 栃木県教育研究発表大会 特別支援教育部会 概要
通常の学級における特別支援教育
~支援に生かす個別の指導計画の評価と改善~
佐野市教育センター 佐野市立田沼小学校 秦 礼子
佐野市教育センター 佐野市立赤見小学校 飯塚 俊夫
特別支援教育調査研究委員会は、昨年度発足し、各学校での特別支援教育への取組の現状を持ち寄り情報交換するところからスタートし、校内支援体制の在り方と個別の指導計画の立て方について研究を行った。そして、今年度は、個別の指導計画の評価改善に重点を置いて研究を行った。
評価改善にあたっては、児童の変容はどうであるかよく観察し、よい点や進歩の状況などを積極的・肯定的に評価することが大切である。その際、指導の過程や成果を評価し、個別の指導計画を様々な視点から見直し、指導の改善を行うことが重要である。
評価は、担任一人でなく多くの教師からの情報をもとにして行うが、ただ何となく前よりよくなってきているというのではなく、指導の改善につながる観点を明確にした評価方法の在り方を研究したいと考えた。