平成18年度 栃木県教育研究発表大会 幼児教育部会 概要
異年齢児保育
~コーナー保育、その環境設定と子どもの姿~
陽西保育園 松本 早苗
核家族や少子化が進む中、子ども達が遊びに対して受身的消極的であり、友だち関係も希薄になり多様な人間関係を築くことが弱くなってきた。この様な状況をふまえ、自園では「年齢別活動の課題保育」と「異年齢児混合型の自由保育(コーナー保育)」の、二通りの保育形態を取り入れている。
子ども達が身につけていかなければならない能力としての、「生きる力」(自立と自律)を培っていく一つとして、「自由保育」の中では、活動意欲を誘う(コーナー)を設定し、子ども達自らが興味をもったことに、主体的自発的に取り組んでもらいたい。また、その活動の中で、より「意欲」や「気力」を高め、異年齢の子ども達が一緒に遊ぶことにより、刺激し合いながら子ども同士の育ちを助長していきたい。この様な思いのもと、実践している保育の環境作りと、子ども達の姿を紹介する。